2020年01月03日
【全国】寒くても気分あったか。行ってみたい冬のおまつり9選
冬って寒さで背中も丸くなりがち、なんだか寂しくて厳しいイメージがありますよね。お休みも外に出るのがおっくう、なんてこともしばしば。でもそれじゃあ、せっかくのお休みがもったいない!こもりがちな冬こそ彼や友達を誘って、今しか見ることのできないおまつりを見に行きましょう。冬ならではの幻想的な風景やおまつりの熱気を感じて楽しい気分になれば、心も体もほっこり。あったかい気分で冬を乗り切れますよ♪
冬は寒さで何となくやる気が出ずに、職場と家を往復するのに精一杯。お休みの日も遊びには行きたいけど、出かけるのがおっくうで、つい家でごろごろ…。寒い時期にはこんなこともありますよね。なんだか心まで、縮んでしまったような気分。
そんな時に一歩を踏み出すのは意外と簡単、ブランケットにくるまりながらスマホを手に取って、彼や友達にこんなメールを打ってみましょう「このおまつり楽しそうだから、一緒に行ってみない?」。そう、今回ご紹介するのは全国の「行ってみたい冬のおまつり」です。ブランケットから飛び出す勇気をくれる、冬にしか見られない楽しいおまつりがいっぱいですよ!
長崎新地中華街で毎年1月下旬~2月中旬頃まで開催される「長崎ランタンフェスティバル」は、中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とする中華色あふれるおまつりです。長崎市内の中心部に飾られる約1万5000個の極彩色のランタン(中国提灯)と、各会場の大小さまざまなオブジェたちが一帯を幻想的に彩り、100万人を超える人々が訪れる長崎の冬の一大風物詩です。
新地中華街の中央公園会場で行われる点灯式で、市内中心部のランタン約1万5000個が一斉に点灯。長崎の街が中華色に染まります。異国情緒漂う長崎の町を中国提灯の明かりがさらに幻想的に彩り、何だか日本じゃないみたいですね。
町中のいたるところにランタンのオブジェが飾られます。川面に映るランタンの明かりを楽しみながら、お散歩も楽しめますね。
期間中は毎日各会場で、龍踊り、中国雑技、二胡演奏など中国色豊かなイベントが繰り広げられています。人気の高速「変面」に会場が沸きあがります。一体どうなってるんでしょうね。ぜひ、実物を見に行ってみてください!
2024長崎ランタンフェスティバルの詳細情報
2024長崎ランタンフェスティバル
- 住所
- 長崎県長崎市新地町
- アクセス
- JR長崎駅 長崎電軌1系統 8分 新地中華街電停 徒歩 2分 新地中華街までアクセス
- 営業時間
- 開催地 新地中華街、中央公園、唐人屋敷ほか
あわせて読む
【1~2月】極彩色の異世界トリップ!「長崎ランタンフェスティバル」の見所&楽しみ方
「佐賀嬉野温泉 うれしのあったかまつり」は1月下旬頃から2月中旬頃まで嬉野温泉街で開催される"和の灯り"がテーマのおまつりです。メインストリートを中心に、手づくりのランタンや燈籠がずらりと並べられます。夕暮れ時には温泉街一帯が優しい灯りに包まれ、「宵の美術館」へと姿を変えていきます。
「嬉野市体育館」には、ランタンアーティスト三上真輝氏と嬉野市民が数ヶ月かけて共同で製作した、日本最大規模のランタン空間作品「なまずの寝床」が出現。嬉野の地に伝わる“白なまずの伝説”がモチーフとなっています。ランタン達が暗闇を泳ぐかのように浮かびあがる姿は、嬉野川の川底を表していて、「宵の美術館」の真骨頂とも言えます。まるでファンタジーな水中の世界に飛び込んだみたいですね。
会場内ではジャズ音楽イベントやSNSフォトコンテストなど、毎年趣向を凝らしたイベントが行われます。何とも豪華で幻想的なステージですね。展示中に流れる音楽は、作品のイメージに合わせてオリジナルで作られているそうです。優しい灯りと音楽に包まれて、心豊かな時間を過ごすことができますよ。
高さ2mを超える華灯籠が立ち並ぶ「百灯華灯籠」や焼き物で作られた「陶器灯籠の小路」などを楽しんで、体が冷えてきたら温かい食べ物をいただきましょう。名物「温泉湯豆腐」や手づくりのぜんざい、嬉野茶など、嬉野の食が手軽に楽しめるお食事処も期間限定で出店。寒い中で温かいものを食べるって、とっても幸せですよね♪
佐賀嬉野温泉 うれしのあったかまつりの詳細情報
古都奈良の夜空を真っ赤に染める「若草山焼き」は、毎年1月の第4土曜日に開催される奈良の冬の風物詩です。若草山が豪快に焼かれるこのおまつりの起源には、興福寺と東大寺の境界争いのため、若草山頂にある鶯塚古墳の霊魂を鎮めるため、など諸説ありますが真相は謎だそうです。なんとも神秘的ですね。
祭事は昼過ぎ頃から始まり、夕方5時頃から御神火をもらい受ける祭礼や御神火を「野上神社」まで運ぶ「聖火行列」が行われます。荘厳な雰囲気に、おまつりの歴史を感じることができますよ。早めに行ってみるのもいいですね。
花火の号砲とともに、いよいよ点火!芝生に覆われたなだらかな円い丘が連なる若草山を炎が包み込んでいきます。寒さも吹き飛びそうですね。
都市のすぐ隣の山が焼かれる風景は迫力満点。点火から行われる花火と若草山の炎が、古都奈良の冬の夜空を赤く染めあげ、夢の中にいるかのような幻想的な風景が広がります。近くで行われる「大立山まつり」と合わせて見られると、さらに贅沢!夢はまだまだ続きます。奈良のおまつりを心行くまで楽しみましょう。
若草山焼きの詳細情報
若草山焼き
- 住所
- 奈良県奈良市雑司町
- アクセス
- JR・近鉄奈良駅 奈良交通バス 10分 「大仏殿春日大社前」 バス停 徒歩 20分
- 営業時間
- 毎年1月第4土曜日 花火打上げ:18:15/若草山点火:18:30 開催地 若草山
- 料金
- 無料
「奈良大立山まつり」は2016年に初開催された奈良の新しいおまつりです。世界遺産の平城宮跡を舞台に1月下旬頃開催されます。「作り物を身代わりとして厄を落とす」という奈良県内の風習であり、作り物を意味する「立山(たてやま)」。県内各地に伝わる「立山」をスケールアップし、四天王をモチーフにした、高さ約7mの巨大な山車「大立山」4基が巡行し、無病息災を祈願します。
大極殿前のメインステージでは奈良県各地のおまつりをダイジェスト版で観覧できるイベントなどを楽しむことができます。他にも県内の全市町村が出店し、工夫を凝らした料理が一堂に会する「あったかもんと特産品」や「リレーマラソン」など、楽しいイベントが盛りだくさん。1月の第4土曜日には、近くで行われる「若草山焼き」を会場から見ることもできますよ。
夜はライトアップされ、さらに幻想的な世界に。光り輝く巨大な大立山4基を引き回す巡行が行われますよ。大立山は中心あたりに車輪があり地域の人々が押して移動します。メインステージを取り囲むように行進していく姿を間近で見ることができます。
出典:www.instagram.com(@iyo1211)
「あったかもんと特産品」では奈良県下の市町村からご当地グルメをはじめ、特産品を使った食べ物が出店されます。人気のお店は完売してしまうので、早めに行って「あったかもん」を食べながら楽しみましょう。
メイン会場で行われている「よさこい踊り」は、最後は見ている人まで参加の総踊りに。「踊らにゃ損、損!」は色々なおまつりで共通のスピリット。参加しちゃえば楽しさも倍増ですね♪
奈良 大立山まつりの詳細情報
奈良 大立山まつり
- 住所
- 奈良県奈良市二条大路南3-5-1 平城宮跡歴史公園
- アクセス
- JR奈良駅からバス10分⇒「朱雀門ひろば前」下車すぐ 近鉄大和西大寺駅から徒歩20分
- 営業時間
- 1月下旬
「西湖樹氷まつり」は例年1月下旬頃から2月中旬頃まで西湖野鳥の森公園で行われ、冬の河口湖の名物となっています。会場一帯に作られた樹氷と富士山が織りなす眺めは、とっても贅沢!河口湖ならではの雪と氷の祭典ですね。
高さ10メートルにも及ぶ樹氷が連なる風景は想像以上の迫力。澄んだ空気の中で大自然が生んだ芸術を堪能しましょう。夜にはライトアップされて、さらに幻想的な雰囲気を味わえますよ。
会場には出店もたくさんあるので、温かいものをいただきながら楽しみたいですね。写真は「ヒメマスの塩焼き」。囲炉裏の炎で温まりながら、冬のアウトドア気分も味わえますね。
西湖 樹氷まつりの詳細情報
「結の故郷 越前おおの冬物語」は、2月上旬頃行われる福井県越前大野の冬の一大イベント。メイン会場の「越前おおの結ステーション」を中心に約300基の雪見燈籠が立ち並び、通り一帯が幻想的な雰囲気に包まれます。
見どころはなんといっても、冬の花火。「越前大野城」を構える亀山の麓から、澄み切った冬の空に盛大に打ち上げられ、燈籠の灯りとともに城下町を彩ります。
冬の花火の絶景を収めようと、燈籠の通りは三脚がいっぱい!ほかにも地域のみんなが一丸となって作った、雪のジャンボすべり台やモニュメントなど、手づくり感にあふれるおまつりになっていて、まるで故郷に帰ったかのような温かみを感じることができますよ。
越前おおの でっち羊かんまつり
— エンジェル@ふくい (@fukui_angel) 2019年2月3日
でっち羊かん & いちご大福を並べてみた~😆 pic.twitter.com/ePDT9xXWWv
会場では、大野市の冬の限定名物スイーツ「でっち羊かん」を取り扱うお店が一堂に集い販売する「でっち羊かんまつり」や、温かい物が食べられる「あったか市」も開催されます。温かいものを食べながら楽しめて、お腹も心も満たされますね。
越前おおの冬物語の詳細情報
「上桧木内(かみひのきない)の紙風船上げ」は秋田県の仙北市で毎年2月10日に行われるおまつりです。武者絵や美人画が描かれ、灯火をつけた巨大な紙風船が、きらめく星のように真冬の夜空に舞いあがる壮大な年中行事。市の指定無形民俗文化財として古くから人々に親しまれています。
古くは江戸時代から科学者である平賀源内が、銅山の技術指導に訪れた際に、熱気球の原理を応用した遊びから発祥したとも言い伝えられています。長さ3mから12mにも及ぶ巨大な紙風船は約2か月前から、上桧木内の各集落の住民が願いをこめて作成するそうです。みんなの願いが込められた紙風船が膨らんでゆく姿を、大人も子どもも一緒に支えながら見守っていきます。身も心も温かくなるような光景ですね。
四方を山に囲まれた上桧内地区では、稲作と山仕事が古くからの産業で、元々は「五穀豊穣」や「無病息災」祈願とされていましたが、最近は「家内安全」や「商売繁盛」、「交通安全」「合格祈願」など様々。みんながその年への思い・願いを託し、天に声が届くようにと真冬の夜空に打ち上げます。願いが灯った紙風船が空を舞うなんて、とても素敵なおまつりですね。
上桧木内の紙風船上げの詳細情報
上桧木内の紙風船上げ
- 住所
- 秋田県仙北市西木町上桧木内字大地田3-1
- アクセス
- 秋田内陸縦貫鉄道「上桧木内駅」 徒歩 7分 東北自動車道盛岡IC 車 80分 65km *大型バス要予約(20台) *一般車両(約600台)天候や積雪の影響により、駐車台数が減少する場合がありますので、予めご了承ください。
- 営業時間
- 開催地 西木町紙風船広場
「弘前城雪燈籠まつり」は弘前公園で毎年2月上旬頃開催される、「みちのく五大雪まつり」のひとつ。厳冬の夜、雪化粧した天守と老松がライトアップされ、手づくりの雪燈籠やミニかまくらなどが並び、幻想的で郷愁を誘う風景をつくりだしています。公園内に設置された大小さまざま200基ほどの燈籠や雪像は、長くて辛い北国の冬を楽しく演出しようと市民が手づくりで作ったもの。夕方になると灯りが灯り、日本情緒漂う街並みをさらに美しく彩ります。
本丸から岩木山に向かって望む蓮池の周りは、ろうそくを灯したミニからまくらが約300基も!雪景色に光がにじみ、ファンタジーな世界を作り出しています。中にハート型のかまくらも紛れていたりするそうですよ。探してみるのも楽しいですね♪
「弘前ねぷたまつり」に出陣したねぷたの鏡絵や見送り絵などを再利用した「津軽錦絵の回廊」も見どころのひとつ。迫力ある錦絵を間近で見ながら、雪の回廊をお散歩しましょう。
メイン会場の四の丸では、青森の歴史的建造物などを型取った雪像に映し出されたプロジェクションマッピングを見ることもできますよ。歴史深い建物とデジタル技術が融合して、とってもスペクタクル!おまつり気分も盛り上がりますね。
弘前城雪燈籠まつりの詳細情報
「層雲峡 氷瀑まつり」は北海道の極寒の自然が作り出した氷と光のおまつり。1月下旬頃から3月中旬頃まで層雲峡温泉で行われる、冬の一大イベントです。滝から流れる水が凍った「氷瀑」をイメージしてつくられた建物が石狩川の河川敷に立ち並んでいます。高さ十数メートルにも及ぶものもあり、まるで氷のお城のようです。
約1万平方メートルの広大な敷地を使って作られ、テーマは毎年さまざま。夜には七色の光でライトアップされ、映画の世界に迷い込んだかのような幻想的な風景が広がっています。イベント会場や雪の滑り台広場などもあり、まるで小さな氷の町を訪れたような、非日常的な気分を味わうことができますよ。
建物内は洞窟になっていて、迫力ある氷柱を間近で見ることができます。どこを撮ってもフォトジェニックな氷の世界を思う存分楽しみましょう!
氷で作る神玉が鎮座する「氷瀑神社」。神玉は水玉模様のように見えますが、実はこれお賽銭なんです。神玉にお賽銭を貼りつけると恋愛、金運、受験合格等の御利益があると言われているんですよ。おまつりを楽しみながら、運気もアップして帰りましょう!
第50回層雲峡温泉氷瀑まつりの詳細情報
第50回層雲峡温泉氷瀑まつり
- 住所
- 北海道上川郡上川町層雲峡
- アクセス
- JR上川駅 道北バス 30分 (層雲峡行き) 旭川紋別自動車道上川層雲峡IC 車 30分
- 営業時間
- 開催地 上川町層雲峡温泉(特設会場)
- 料金
- 1,000円
全国にある冬を楽しめるおまつりを集めました。冬のおまつりは、澄んだ空気や雪景色など、冬の景色と混ざりあってとても幻想的。伝統や風習、手づくり感など、寒くて厳しい冬を乗り切る、その土地ならではの魅力に溢れています。きっと見ているだけで、心も体もあったかくなりますよ。寒さに凍ってしまいがちな心と体を、おまつりの熱気で溶かしに行きましょう!