見ればきっと泊まりたくなる。自然を眺めて過ごせる特別なホテル7選／全国

流行の最先端で、情報や人があふれる都会は刺激もあるし、なんでもあって不自由なく暮らせる魅力的な場所。だけど、たまに心にぽっかり穴が開いたり、仮面を被った自分に慣れてしまったり。いつの間にか心や身体に重りが付いたような感覚。…そういう経験ありませんか？

出典：kenzo_0408さんの投稿

きっとそれは本来のあなたが頑張りすぎている自分に向けて、「少し休憩しない？」って訴えているサイン。そのサインを感じ取ったら、都会を抜け出して自然に抱かれる時間が必要ですよ。自分を取り戻すため、自然を感じる旅に出かけましょ。

出典：izzuo119さんの投稿

自然の中に身を置くことって都会にいるとなかなか難しいですよね。だからこそ、自分のために時間を作って日常から離れることが大切です。澄んだ空、海や山の美しさ、自然が奏でる音、動物の鳴き声、日が昇り沈んでいく様…。何気ない景色や瞬間があなたを癒してくれます。

今回は全国にある自然を眺めて過ごせるホテルをご紹介します。自然のエネルギーを全身で感じて、心と身体を休める空間。いつもよりゆるやかに流れる時間を、いつもより深い呼吸で、飾らないありのままの自分で感じてみてください。

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十勝にある「Moving Inn 晩成 Grand Suite(ムービング イン ばんせい グランド スイート)」は、トレーラーハウスを用いた宿泊施設です。「最高の瞬間を最高の場所で」をコンセプトにしており、大自然の中で北海道ならではの風土を感じながら過ごすことができます。自然と一体化する感覚はきっと、安らぎとエネルギーをもたらしてくれるはず。

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薪であたためる野外露天風呂に入れば、壮大なバスタイムのはじまりです♩目の前に広がるのは太平洋。ここまで開放感たっぷりな露天風呂はほかにありません。そこから見える景色を独り占めして大自然に身をゆだねましょ。夜は漆黒の闇が広がり、聴こえてくるのは波の音だけ。空を見上げればこぼれ落ちそうな満天の星。こんな贅沢あっていいのかなって思うくらい、自然が生み出す極上空間を満喫できます。

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サウナトレーラーも付いていて、いつでも利用し放題。薪の量によって温度調整ができる本格派の薪式サウナで、最高110度くらいまで熱くなるんだそうです。いま話題の熱したサウナストーンに水をかけて、水蒸気を発生させるロウリュもできますよ♩貸切だからこそ、本場フィンランドみたいに自由に楽しんで、心と身体をデトックスしましょ。

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食事は十勝の食材をメインにグリル料理を楽しめます。たらば蟹やずわい蟹、銀鮭などの海鮮をおなかいっぱい頬張れる贅沢♡ピザ窯もあるので、自分でピザを焼いて出来たてを食べることもできますよ。自分で作るからこそ分かる自然の恵みに、有難い気持ちを抱きながら過ごす…。ここでは自分の感覚を大事に、マイペースに楽しみましょう。

尾道にある「LOG(ログ)」。千光寺に向かう坂道の途中にあり、坂の街ならではの情景を楽しむことができます。昭和38（1963）年に建てられたアパートメントを、インドの建築家集団スタジオ・ムンバイがホテルへと再生させました。レトロでゆるやかな時間が流れる尾道の街に調和した雰囲気でありながら、ここにしかないおしゃれで感性に響く空間です。

窓から見えるのは、映画や小説の一部に入り込んだような情緒的な景色。海を行き交う船や、沈んでいく夕陽、坂道を歩く地元の人たちの日常。当たり前だけど人が多くて忙しない東京では見られない風景が広がります。心がほっこりあたたかくなる、そんな風景に溶け込んでみましょ。

客室は「優しくあれ」という考えのもと、繭にやさしく包み込まれるようなデザインです。床、壁、天井に和紙を張り、身体も心もソフトに包まれる感覚。和紙を通して届く光はやわらかく、悩み事もストレスもすーっと解けていきます。静かで何事にも縛られない時間に癒されましょ◎

客室のある3階フロアは宿泊者様専用で、スタジオ・ムンバイの代表、ビジョイ・ジェインさんの書斎をイメージしたライブラリーが。日本には馴染みのない家具が置かれ、独特な雰囲気がただよいます。尾道の光や音がやさしく届く中で、読書をしたり、ぼーっとしたりして、思考を休める時間。何も考えないで、すべてに身を任せてみませんか？

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「NIPPONIA出雲鷺浦 漁師町(ニッポニアいずもさぎうら りょうしまち)」は、出雲大社から車で20分ほどの場所にあります。鷺浦は日本海に面した小さな漁村で、江戸から明治にかけて栄えた当時の面影を感じさせる古い町並みが残る場所です。その街にある3棟の古民家が改修され、ホテルとして生まれ変わりました。昔にタイムスリップしたようなノスタルジックな港町で、心と身体を休ませましょ。

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客室はお部屋によって雰囲気が異なりますが、どのお部屋も我が家に帰ったようなくつろぎがあります。畳や木のあたたかみ、歴史を感じる内装、職人の技が光る細部の構造などなど、古民家ならではの風情を満喫できそうです。港町ならではの潮風も吹き抜ける、おだやかな空間でお気に入りの本を読みませんか？いつもより物語の世界に入り込めるかも…。

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寝室もぐっすり眠りにつけそうな落ち着いた空間。木の香りと窓から差し込むやさしい光に包まれて、心も身体も安らぐひとときを過ごせそうです。日本の建築美は目でも楽しめ、そこで過ごす時間さえも尊いものにしてくれる力があります。先人たちが残したものが今なお残る、歴史に触れる体験をお楽しみください♩

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夕食は基本的にセルフクッキングを♩漁師町ならではの新鮮な魚介を買って持ち込みましょ。お刺身や煮付けなど、時間がかかるからふだんは自分で作らないものを作ってみるのも楽しみのひとつ。調理道具や食器は揃っているし、古民家だから自分の家のようにクッキングできます。夕食セットもあるので何もしないで楽したい～って人は、事前に予約してくださいね○

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世界文化遺産・富士山を望む「湖のホテル」。標高800m以上の立地ならではの壮大な景色を楽しめます。荘厳な佇まいの富士山、その下に広がる雄大な河口湖。写真で見るような美しい絶景があなたを包み込んでくれます。昭和38（1963）年に創業してから、世界中の多くの人が魅了された場所。ここで見る風景はきっとあなたの心にやさしく残り続けるはずです。

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客室はもちろん大浴場や屋上の貸切露天風呂からも富士山を眺めることができ、刻々と変わる富士山の姿を堪能できます。富士山って不思議なパワーがあって、見ているだけで心が癒され、パワーももらえますよね。そのしっかりと構えた姿に、私も自分らしく生きていこうと思えてくる。温泉で身体の疲れを取りながら、心の栄養補給もしましょう。

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夕食は旬の食材を使った豪華なフレンチのフルコースを堪能しましょ。本場フランスで修業したシェフが作る色とりどりの料理は見ているだけでもわくわくしてきます♩一口食べると口いっぱいに美味しさが広がって、思わず笑みがこぼれそう。食事のときも大地の恵みを感じながら自然のエネルギーをもらえるのってうれしいですよね。

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夜はバーでオリジナルカクテルをオーダーしませんか？ちょっと強めがいいな、季節のフルーツを使った甘いのが飲みたいな、なんてそのときの気分をバーテンダーさんに伝えたら、あなただけのカクテルが完成です♡併設されたライブラリーで本を読んだり、テラスで星空のもとお酒を嗜んだりと、贅沢で優雅なひとときを…。

高野山の麓に佇む「山荘天の里」。近くには世界文化遺産「丹生都比売神社(にふつひめじんじゃ)」が鎮座し、長い歴史と四季折々の自然の美しさに溶け込む宿です。客室の大きな窓からも雄大な自然を望むことができ、時間とともに変わる風景があなたをやさしく受け止めてくれます。

客室はもちろん貸切風呂からも大自然を満喫できるんです。日中は空の青さや竹の庭に癒され、夜には満天の星にうっとり♡紀州杉を使った趣ある空間で、ゆっくりと肩までお湯に浸かりましょ。ふぅ～っと深い呼吸をすれば、疲れもストレスもお湯に溶けて消えていきますよ。

全6室すべてに望遠鏡が置いてあるので、肉眼では見えない自然の奥深さを感じてみましょ。自然豊かな場所ならではの楽しみ方に、童心に帰って楽しめそうです。お部屋にあるビールや地サイダーはすべて無料でいただけるので、お酒を飲みながら星を眺める贅沢なひとときを。

レストランでは和歌山の食材を使った創作和フレンチを堪能できます。ひとつひとつ丁寧に作られた料理は美しく、五感を使って味わいたいものばかり。ワインや地酒など料理にあわせたペアリングも楽しめます。自然に囲まれて優雅なひとときをお過ごしください。

北海道・長沼町にある「maoiqnokoya(マオイクの小屋)」。長沼町は作家やアーティストが多く住む町で、こちらは作家が使っていた建物を改修し、宿泊施設兼アトリエとしてオープンされた場所です。作家以外でも宿泊できますが、予約するときには「○○家」という肩書を伝えるというルールがあるんです。今回は現実から離れる旅なので「現実逃避家」と言えますね♩

1日1組限定の小屋暮らしなので、他人の気配とは無縁でゆっくり過ごすことができます。元々は作家のアトリエなので決して豪華とは言えません。でも、外を見れば豊かな自然が広がり、耳に届くのは自然の音、鼻をかすめる自然の香り…。自然とともに生きる、これこそ何事にも代えがたい贅沢ではないでしょうか。屋根裏部屋にあるベッドで星空を眺めながら眠りにつきましょ。

置かれているお皿やカトラリーは素敵なものばかり。ひとつひとつに職人さんの想いが込められているのが伝わってきます。テーブルコーディネートを考えるだけでもわくわく。食事は付いていないので、地元の食材を買って可愛らしいキッチンで料理しましょ♩

外を向いた椅子に座ると窓が額縁のよう。そこから見える景色は、季節や時間によって表情を変えます。風に揺れる木々。流れる雲。空の色。あぁ、キレイだなって感じている間に心が浄化されていく…。現実逃避家として、日常にはない自然だけに包まれる時間を過ごしませんか？

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森の中にひっそり佇む「ホテリ・アアルト」。「アアルト」はフィンランド語で「波」を意味しています。周囲の自然の美しさが波のように肌にふれる…。厳しい自然の中で自然とともに豊かに暮らす、北欧のライフスタイルを感じられる場所。ここにいる間は携帯電話の電源を切って、自然からの贈り物を受け取ってみませんか？

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ホテルの名前を聞いて、北欧モダニズムの巨匠アルヴァ･アアルトを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。こちらのホテルではアアルトが手がけた「Artek(アルテック)」の家具をはじめとした、北欧家具がたくさん置かれています。憧れの家具に座ってのんびり自然を眺める、そんな贅沢が叶いますよ◎

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こちらはアルネ・ヤコブセンの「エッグチェア」が置いてある客室です。赤いチェアがお部屋の主役でありながら、窓から見える自然と調和した様子は、そこにいるだけで心をほっこりあたためてくれます。決して豪華ではないけれど、日々の暮らしを楽しむためのささやかな贅沢。それが家具や照明、ファブリックに込められています。日々の忙しさの中で忘れかけていた、自分が過ごす空間の大切さに気付かせてくれます。

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ホテルのある裏磐梯(うらばんだい)は、日本屈指の高原リゾートであり温泉郷としての一面もあります。敷地内の源泉から汲み上げられたお湯はもちろん源泉かけ流しで、かすかに黄色味を帯びています。身体がゆっくりじんわりあたたまっていくはず。目の前に広がるのは「自然のありのままの姿」。それを眺めていると、あなたも「ありのままの自分」に戻っていくはず…。

出典：カレッジさんの投稿

都会に疲れたら、たまにはその日常から抜け出してみませんか？それは決して逃げではなくて、自分を労わる大切な休息です。空気ってこんなに美味しかったかな、星ってこんなに輝いていたかな、なんて都会にいると感じにくい感性が蘇る。雄大な自然があなたをやさしくハグしてくれて、どこか尖っていた心が丸くなる。いつぶりだろう、ありのままの自分に出会う旅に出かけませんか？