2024年06月24日
女子旅で山形の魅力を新発見!押さえておきたい観光スポット11選
東京から新幹線で山形まで約3時間弱。まだ知らない山形の魅力を発見しに行きませんか?そこには旅好き女子がときめく温泉地や歴史的な建造物、ワインに映え水族館などおすすめしたいスポットがたくさんあります。今回ご紹介するのは厳選した11スポット。どの場所も女子の心を潤す体験と発見に満ちています。百聞は一見に如かず。山形を深く感じてくださいね。
目次
フルーツ王国として知られる山形県。「山寺」などの歴史的な名所や「蔵王」といった景勝地もあり、食に観光にとあれもこれもと欲張りに遊びたい女子たちを大満足させてくれる県です。初めて行く人はもちろん、何度か訪れたことのある人でも胸がときめく発見に出会えるはず!そこで今回は、山形へ行くならぜひチェックしてほしい11のスポットを厳選しました。
世界的に有名なアメリカの雑誌「ナショナルジオグラフィック」が2020年に訪問すべき旅先を発表し、その冒険部門で「東北」が選ばれました。世界各地を対象にした企画で、冒険部門以外にも文化など計4部門がある中、日本から選ばれたのは「東北」のみ!雄大な自然、連綿と受け継がれる郷土の歴史、そして温泉などが冒険部門に選ばれたポイントのようです♪
山形も例外ではなく、有名どころの「山寺」以外にも、思わずはっと息をのむような建物や光景などがたくさん。「こんなところもあったのか!」とドキドキと発見が止まりませんよ。そんな好奇心旺盛な大人の女子旅をしたい人にぴったりです。アクセスも良く、東京からは山形新幹線「つばさ」を利用すれば、3時間以内で到着。心が潤う山形への旅に出かけましょう!
山形市内に突如現れるうっとりするようなレトロな建物が「文翔館」です。1916年に建てられたレンガ造りのイギリスルネサンス様式で、映画「るろうに剣心」のロケ地としても使用されました。正式名称は「山形郷土館」で、山形の経済や文化の歴史などを展示しており、なんと入館無料!まるでヨーロッパの古城をめぐっているかのような気分になれますよ。
山形市役所などがそばにある市の中心エリアに位置し、山形駅からはバス停「市役所前」で降りて徒歩約1分とアクセス良好です。広い敷地にいくつか建物がありますが、そのうち「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」が国の重要文化財に指定されています。また、塔時計はなんと「札幌時計台」についで日本で2番目に古いそう!美しい花壇や噴水の前庭にある和みスペースも見逃せません。お姫様になったようなときめきを感じてみませんか?
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂)の詳細情報
山形城の跡地にある「霞城公園」は、桜の名所として県民に親しまれるスポット。日本の百名城に選ばれており、復元された二ノ丸東大手門や当時の堀、石垣などを見ることができます。山形城が霞城と呼ばれる所以は、1600年に上杉軍と最上軍が衝突した長谷堂の戦いで、山麓から10日間も城を見ようとしたのに霞で見えなかったという逸話にあるそう。エピソードからも神秘的な空気が伝わりますね。
山形城跡(霞城公園)の詳細情報
山形駅からはバスでアクセスできるほか、徒歩でも10~15分ほどで行けるので、ぶらりと散策しながら向かうのがおすすめ。公園内の必見スポットが「旧済生館本館」です。現在は「山形市郷土館」になっており、無料で訪問できますよ。明治初期の擬洋風建築ですが、建築界ではよく知られた傑作。ユニークな構造が特徴で、国の重要文化財にも指定されています。城のような楼閣(ろうかく)のような、不思議な建物をぜひその目で見てくださいね。
旧済生館本館(山形市郷土館)の詳細情報
言わずと知れた山形の観光名所が「山寺」。1,000段以上の長い石段を登って参拝します。体力や時間が心配な人もいるかもしれませんが、自然を間近に感じられる心地よさがあるので、マイペースに楽しみましょう。約30~60分ほどで到着できますよ。正式名称は「宝珠山立石寺(ほうしゅさんりっしゃくじ)」、開山は860年慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)により、実に1,200年近い歴史があります。登らないと見られないその絶景は、まさに感動以外のなにものでもありません。
山の上に建つお寺なので遠そうに感じるところですが、山形駅から山寺駅までは乗り換えなしで約16分。仙台駅からも約52分で着きます。駅から山門へは徒歩で約10分。ふもとにある根本中堂から奥の院まで巡ると、10種類の御朱印をいただけるので、御朱印帳をお忘れなく♪山寺の写真でよく見かける崖の上の小さなお堂は納経堂で、境内で一番古いものです。崖から突き出して建つ能舞台のような五大堂(ごだいどう)は、人気の絶景スポット。美しい山寺の街並みを堪能しましょう。
宝珠山立石寺の詳細情報
女子必見の山形パワースポットが「若松寺」です。山形市の北に位置する天童市にあり、縁結びのお寺として知られています。かつては「西の出雲大社、東の若松観音」と謳われた、良縁成就の聖地。正式名称を「鈴立山 (れいりゅうざん)若松寺」と言います。708年開山と歴史も古く、花笠まつりで使用される民謡「花笠音頭」の冒頭にも登場しますよ。
天童駅は山形新幹線の停車駅なので、東京からは乗り換えなしでアクセスOK。天童駅からは車で約15分です。国の重要文化財に指定されている観音堂のほか、必見なのが地蔵堂。触れると子どもが良く育つという、女性の乳房の形をした石像がインパクト大!子育て絵馬には女性の願いをしたためましょう。見晴らし台からの絶景も魅力ですので、あわせて楽しんでくださいね。
若松寺 <若松観音>の詳細情報
山形と言えば有名な武将が、米沢藩の初代藩主である上杉景勝(かげかつ)と家臣の直江兼続(なおえ かねつぐ)。父である上杉謙信(けんしん)亡き後に米沢へ転封となり、謙信の御霊も共に移してできたのが「上杉神社」です。米沢城の敷地内にあり、毘沙門天の「毘」と「龍」の字が書かれたのぼり旗が威風堂々と揺れる横で、鳩たちがえさをついばむ平和な光景が広がります。歴史に詳しくなくてもテンションが上がりますよ。戦国最強と謳われた謙信にあやかり、開運や諸願成就のパワースポットとされています。
山形新幹線が止まる米沢駅からも車で約10分の場所にあるので、観光で訪れやすいのも魅力。摂社の「松岬(まつがさき)神社」も必見です。こちらは、上杉景勝や直江兼続、第9代藩主の上杉鷹山(ようざん)などを祀っています。鷹山は「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」という有名な歌を残した人で、米沢の藩政を立て直した人。「米沢城」の向かいには「米沢市上杉博物館」があり、内容の濃い展示が見られるので、歴史に興味がある方にもおすすめですよ。
上杉神社の詳細情報
山形の名産フルーツと言えば”さくらんぼ”。寒河江(さがえ)市は県内随一のさくらんぼの生産地であり「さくらんぼ会館」は寒河江を代表するスポットです。地元JAが運営する観光案内所も兼ねており、年間を通してさまざまな体験ができるところが魅力。春のいちご狩りやさくらんぼ狩り、夏のブルーベリー狩りやもも狩り、秋にかけてはぶどうなど、フルーツ大好き女子の欲望を満たしてくれます。
こちらの施設では山形の郷土料理である芋煮や、田植えなどの農業体験などもできます。また、そば打ち体験は通年実施されていますよ。わくわく体験の後はオリジナルの甘い誘惑を召し上がれ♡こちらは「ちょこらんぼ to アイス」で、凍らせたさくらんぼをチョコでコーティング+アイスに添えられたチーズチップが絶妙にマッチした逸品♪ジェラートはここに来たらマスト!という商品で、通算で180種以上もの味を生み出してきたそう。季節限定の新メニューも見逃せませんよ。寒河江市は天童市のお隣で「さくらんぼ会館」までは寒河江駅から車で約10分。天童市の「若松寺」からは車で約30分でアクセスできますよ。
さくらんぼ会館の詳細情報
さくらんぼ会館
羽前高松 / ジェラート・アイスクリーム
- 住所
- 山形県寒河江市大字八鍬川原919-6
- 営業時間
- [月] 09:00 - 18:00 [火] 09:00 - 18:00 [水] 09:00 - 18:00 [木] 09:00 - 18:00 [金] 09:00 - 18:00 [土] 09:00 - 18:00 [日] 09:00 - 18:00 ■ 営業時間 11~3月は17:00 ■ 定休日 無休(年末年始のみ休み)
- 平均予算
- ~¥999
美味しいぶどうから作られるワインを楽しむなら「高畠ワイナリー」へ。東置賜(ひがしおきたま)郡高畠町にあり、約1万坪の広い敷地の中に製造工場やぶどう畑があります。はるかに続くぶどう畑と色とりどりの草花。その景色はヨーロッパのワイン農園を彷彿とさせます。
注目は、ワインをほんの少し混ぜたワインソフトクリーム。ほのかにアルコールの香りがして大人の味がすると人気です。運転には影響のない量なのでご安心を!
場所は、山形新幹線が停まる高畠駅から徒歩約10分とアクセスも良好。ワイナリーはたくさんの種類のテイスティングが出来ることが醍醐味なので、いろいろ試して自分好みの味を見つけてくださいね。人気はオリジナルワインの「まほろばの貴婦人」です。秋の収穫祭やスプリングフェスタ、ワインのガレージセールなどイベントも多いので、訪れる時は事前にチェックしてみてくださいね。
高畠ワイナリーの詳細情報
フルーツ王国山形には、フルーツをふんだんに使った映えるスイーツもたくさんあります。天童市の「oh! show! cafe」は「王将果樹園」に隣接するおしゃれなカフェで、2017年にオープンしました。フレッシュなフルーツを使うことがこだわりなので、冬季は休業。例年5月~11月辺りがオープン期間で、季節のフルーツが山盛り乗った贅沢なパフェで女子の心をキュンとさせます♡
天童市は将棋の駒の生産量日本一の町。カフェでは将棋の駒の形をしたもろこしトッピングのパフェなど、ご当地ならではのスイーツメニューもありますよ。パフェ以外にも、プレミアムさくらんぼソフトやフレッシュジュースが美味しいと人気。果実のあふれる甘さを体感しに行ってくださいね。「oh! show! cafe」は天童駅から車で16分程度。若松寺からも車で15分程度なので、観光の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
オウ ショウ カフェの詳細情報
オウ ショウ カフェ
天童 / カフェ、ソフトクリーム
- 住所
- 山形県天童市大字川原子1303 王将果樹園
- 営業時間
- [月] 09:00 - 16:00(L.O. 15:30) [火] 09:00 - 16:00(L.O. 15:30) [水] 09:00 - 16:00(L.O. 15:30) [木] 09:00 - 16:00(L.O. 15:30) [金] 09:00 - 16:00(L.O. 15:30) [土] 09:00 - 16:00(L.O. 15:30) [日] 09:00 - 16:00(L.O. 15:30) ■ 定休日 冬季
- 平均予算
- ~¥999
沿岸部の鶴岡市にある「鶴岡市立加茂水族館」は、クラゲの展示種類数が世界一を誇る水族館。50種類以上のクラゲを常設展示しており、水槽の中で浮くクラゲとライトがあいまって、とても幻想的な世界を魅せてくれます。
観覧コースの最後の方にある大きな丸い水槽「クラゲドームシアター」は、ゆらゆらと無数のクラゲが漂い、時を忘れてずっと眺めていたくなる不思議な浮遊感を感じます。冬には水槽前にこたつが登場し、暖をとりながらクラゲの世界に浸ることができますよ。
クラゲ以外にも、アシカのショーやウミネコの餌やり体験などのお楽しみも満載。アザラシやペンギンにも会えますよ。水族館内にはレストランがあり、ここでいただけるのがクラゲを使ったグルメ!日本海の大海原を眺めながらクラゲのおもしろグルメを味わうのも良い思い出になりそう。水族館へのアクセスは、山形自動車道の鶴岡ICから車で約15分なので、車で訪問するのがおすすめ。JR鶴岡駅から庄内交通の路線バスもありますので、詳しくはオフィシャルHPをチェックしてくださいね。
鶴岡市立加茂水族館の詳細情報
鶴岡市立加茂水族館
- 住所
- 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
- アクセス
- 鶴岡駅 バス 35分
- 料金
- 【料金】 大人: 1000円 団体(10名以上)900円 中学生: 500円 小学生含む、団体(10名以上)450円 その他: 未就学児は無料
鶴岡市よりさらに北、沿岸北部の酒田市にある大人の映えスポットが「山居倉庫」です。酒田市はかつて北前船の寄港で栄え、米をたくさん船へと乗せていました。その港に今も残るのが「山居倉庫」で米の保管倉庫です。なんと今も一部が現役として使われています。黒板の倉庫は風情がありますが、特におすすめなのが倉庫の裏側。35本の樹齢150年を超えるケヤキ並木が石畳の上に葉を落とします。ため息の出るような趣深い風景の中を散策してみませんか。
酒田駅から市内循環バスも運行しており、アクセスも良好。車で訪れる際にも、駐車場も広く確保しています。「山居倉庫」へ行ったら物産館「酒田夢の倶楽」でお土産選び♪山形はパッケージがかわいいお菓子やフレーバーの種類が豊富なお菓子が多く、物産館には酒田ならではの郷土料理も含めて所狭しと商品が並びます。倉庫の一部を使った資料館も興味深いスポット。北前船の歴史に触れ、ゆったりと観光しましょう。
山居倉庫の詳細情報
内陸北部の尾花沢(おばなざわ)市にある「銀山温泉」は、大正ロマン漂うノスタルジックな景観が魅力の人気温泉地です。その名の通り、もともとは銀山として発展し、江戸時代に最も栄えましたが数年で衰退、その後は温泉湯治場として栄えました。人の足でしか入れない風情ある湯屋街の姿を、今もその目で見ることができます。
温泉街は中央にある銀山川を挟んで、10を超える宿が並びます。細い路地にはガス灯が揺らめき、宿と宿をつなぐのは銀山川にかかる数カ所の小さな橋。タイムスリップしたかのような、はたまた映画の世界へ飛び込んだかのような非日常のきらめきは、山形旅の滞在をさらに盛り上げること間違いなし。その中で、女子におすすめの宿をご紹介します。古き良き日本の安らぎをその肌で体感してください。
銀山温泉のちょうど中央にあるのが「古勢起屋別館」です。大正ロマンそのものの外観にも胸が高鳴りますが、館内もレトロな雰囲気にこだわっており、和モダン好きの女子にぴったり。廊下のきしむ音から歴史を感じるものの、隅々まで手入れが行き届き、むしろその風合いに悠久の時を感じます。
お部屋はもちろん、大浴場のレトロな雰囲気もすてき♡館内には内湯が2つあり、こちらはステンドグラスが美しい「ほっこりのちか湯」。もう1つは、湯舟そばにある金太郎像が微笑ましい「ぬっくりの金太郎湯」です。姉妹館の「銀山荘」のお風呂も無料で利用できるので、浴衣で温泉街をそぞろ歩きしながら湯巡りも良いですね。
夕食は彩りも豊かな和食膳がいただけます。メインメニューの「尾花沢(おばなざわ)牛のロースト」は柔らかな肉質でとろける美味しさ。山形の旬の素材で作られたお料理にお腹も心も満ちる滞在はいかがですか?
公式詳細情報
まだ知らない魅力がぎゅっと詰まっている山形。新たな発見にワクワクしながら大好きな友達と旅すれば、山形をもっと深く知りたくなるはず。穏やかに深呼吸したくなる風景から、思わずときめくスイーツにワインと五感を刺激してくれる出会いが待っています。ドキドキする体験が共有できる山形へ、早速旅の計画を立ててみませんか。