文豪ゆかりのお宿！あの名作が生まれた温泉旅館6選

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冬は温泉へ出かけよう。群馬の谷川温泉には太宰ゆかりのお宿があるんですよ。

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志賀直哉の名作「城崎にて」が生まれた温泉宿も紹介します。

創業から300年を超えて歴史を重ねてきた、兵庫県にある城崎温泉を代表する老舗旅館「三木屋」。1917年（大正6年）に同人誌『白樺』で発表された名作「城崎にて」は、この三木屋で執筆したのだそう。

「小説の神様」とまで言われた志賀直哉が愛したお宿は、次の世代に向けて2013年に大規模リニューアルをしました。しっとりとした日本旅館の趣はそのままに、モダンで居心地の良さを追求した空間が広がります。

コウノトリが傷を癒す姿から発見されたと伝えられる城崎温泉。開湯1400年の歴史に身をゆだねながら、もう一度小説を読み直してみたくなりませんか？

世界屈指のラドン含有量を誇るラジウム温泉として有名な鳥取県の三朝温泉。「三晩泊まって三度朝を迎えれば難病が治る」と伝えられる名湯は、与謝野鉄幹・晶子夫妻や野口雨情など、明治以降多くの文人が訪れたことでも知られています。

明治10年（1877）、大江戸温泉物語 Premium 斉木別館は三朝温泉初の温泉旅館として前身となる「角屋旅館」という名前で創業しました。志賀直哉はここに滞在したときに「暗夜行路」の一説を執筆したのだそう。

夕食バイキングでは、鳥取ならではのご当地グルメが味わえます。カニ汁や蟹もなか寿司、鳥取牛骨ラーメンなどなど。島根和牛ステーキ、本ズワイ蟹など別注料理を追加して、リッチな夕食を楽しむのもいいですね♪

信州小諸にある創業110年の「中棚荘」は、島崎藤村が愛したことで知られる古式ゆかしい佇まいの老舗旅館です。

藤村が宿泊した頃の面影を残す客室に宿泊することもできるんです。まるで藤村の文学の世界にタイムスリップしたかのようなレトロな空気！

館内には島崎藤村ゆかりの本などが並ぶ「藤村ライブラリー」も。気になる本を手に取って、藤村の世界に浸る時間もいいですね。

ヒマラヤスギ・プラタナスなどの大きな木を眺めながら、リンゴの香り立つ温泉で風情あふれるひとときを過ごせます。島崎藤村の初恋の詩、「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとにみえしとき」が静かに響いてくるような気がしませんか？

島根県にある宍道湖と白砂青松の庭園が美しい「皆美館」。 明治21年創業の山陰を代表する名旅館です。

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昭和2年7月に、息子さんと宿泊したという島崎藤村は、風光明美な松江と皆美館の居心地の良さに心を動かし、帰りに筆をとったのだそう。それは今も大切に床の間に飾られ、その部屋は「藤村の間」として当時のまま保存されているんですよ。ゆっくりと温泉に浸かりながら、藤村が味わった感動にひたってみませんか？

日本海と宍道湖の幸が豊かな「和のオーベルジュ」といわれるお料理にも定評があります。グルメな旅にもおすすめできるお宿です。

創業明治22年の「安田屋旅館」は、国登録有形文化財に登録される純和風数寄屋造りの風情漂うお宿です。

太宰が滞在したのは「松の弐」と呼ばれた部屋で、現在は「月見草」としてほぼそのままの形で残っていて宿泊もできるのだそう。ファンの間では人気の聖地なのだとか。

大正時代を彷彿させるアンティークな雰囲気のお宿から眺める美しい駿河湾。西伊豆を満喫できる素敵なお宿です！

群馬県の谷川岳の麓、閑静な谷川温泉に佇む「旅館たにがわ」も、太宰にゆかりのある場所だったって知っていますか？

昭和11年に川端康成に勧められて、この場所に一ヶ月近く滞在していたのだそう。その時に書いた「創世記」がのちに「人間失格」へと繋がっていくんですよ。当時の建物を増改築して、今のお宿の形になったのだそう。館内には「太宰治ミニギャラリー」もありますよ。

江戸時代から湧き出るという名湯を、総檜造りの大浴場で楽しむことができます。

渓谷と谷川連峰の眺めに、きっと太宰も癒され、いろんなものを感じとったのかもしれませんね。

出典：Lawrenceさんの投稿

文豪たちの息遣いがよみがえってくるような読書タイムはいかがですか？