2024年06月24日
【山形】一度は泊まってみたい!憧れの老舗旅館&高級旅館6選
時の流れを感じる宿や喧騒とは無縁の隠れ宿で、かゆい所に手が届くおもてなしを受け、ゆったりと過ごしてみませんか?今回は、山形県にある特別な日に訪れたい憧れのお宿を特集します。歴史ある温泉地に根付いた老舗旅館や、普段はなかなか手が届かない高級旅館を集めました。これらのお宿で非日常的な時間に浸ってみてくださいね。
目次
山形と言えばサクランボやラフランス、ブランド米の『つや姫』や『ひとめぼれ』に山形牛と、「食」のイメージが強いかもしれません。でも、それだけじゃありませんよ。蔵王山、月山(がっさん)、鳥海(ちょうかい)山などの日本百名山を擁するダイナミックな自然があり、何よりも、個性ある温泉地が点在する温泉大国なんです。なんと、全ての市町村に温泉が湧出する全国でも珍しい場所なんですよ。
そこで今回は、温泉地別に特別なときに利用したい憧れのお宿を紹介します。プライベート感たっぷりのこじんまりとした高級お宿や、代々続く老舗旅館を厳選。温泉の数が多いから、その分、個性的な宿も多い山形。迷ったときは、温泉地の特徴を参考に、好みの宿を選んでみるのもおすすめです!
白布温泉は開湯してから700年の歴史がある温泉です。「湯滝の宿 西屋」の創業は開湯からまもなくということですから、県内有数の老舗旅館。茅ぶき屋根のたたずまいは、これぞ湯治の宿という素朴な雰囲気をかもしだしています。一方、冬の雪景色はなんとも幻想的♡
館内には囲炉裏があり、なんだかおばあちゃんのお家に遊びに来たみたいです。障子にはまったガラスもいい雰囲気。客室だけでなく、あらゆるところから歴史が感じられるお宿です。
西屋の柱や手すり、階段は、長い年月をかけて磨き抜かれ、あめ色に光っています。古い建物ですが、人が手入れをし続ければこんなに美しい空気を作ることができるんですね。ちなみにこういった茅葺き屋根の建物は、現在の消防法に従うと新築することはできません。非常に貴重な建物なんです。
こちらの宿は、建物全部が米沢市の景観重要建造物です。火事を防ぐために、館内は喫煙所をのぞいて客室も食事エリアもすべて禁煙。景観を守るため、協力をしましょうね。
客室は和室で布団タイプ、ベッドを設置した和洋折衷タイプがあります。部屋ごとに雰囲気が違うので、事前にチェックして好みのタイプを選んでみてくださいね。
西屋の営業部長はかわいい猫ちゃん。“おんでんちゃん”と“かぐらちゃん”です。人に慣れているので初めてのお客さんにも愛想よく接してくれます。毎朝8~10時の間、ロビーでかわいい営業活動をやっていますから、ぜひ会いにいってみてくださいね。
白布温泉は有名な湯治の温泉です。福島県の高湯温泉、山形の蔵王温泉とともに奥州三高湯に選ばれ、この三つの温泉全部に入れば、100年長生きできるといる言い伝えもある長寿の湯。泉質はイオウ、カルシウムを含んだ硫酸塩温泉。慢性婦人病や疲労回復に効果があると言われています。こちらには、白布温泉の象徴でもある豪快な湯滝がありますよ。
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「游水亭 いさごや」は、日本海沿いに建つ和風旅館です。客室には大きなガラス窓があり、どのお部屋からも四季折々の日本海が至近距離で眺められます。客室は、8畳+ツインベッドの和洋室や、12.5畳の和室、10畳+広縁のスタンダードタイプなど種類も豊富。ゆったりと過ごしたい宿です。
宿のすぐ裏は日本海。朝は早起きして「散歩→温泉→また散歩」というコースでリフレッシュしましょう!
お食事処から見ても、もちろん日本海は目の前!夕日が落ちていく様子を見ながらの夕食は格別です。波の音を感じながら、山形の山海の恵みをいただきます。
山形県は海の物、山の物の食材が豊富な土地です。旬のものを、スタッフが目の前でお料理に仕立て上げてくれますから、鮮度抜群で臨場感があります。目でも楽しめる夕食を堪能してくださいね。
湯の浜温泉は、天喜年間(1053~1058年)のころに開湯、日本海の絶景と海の幸を味わうため、今も多くの人々が訪れている名湯です。奥州の三楽境のひとつで、お風呂に入りながら白砂と青松、鳥海山の雄姿が一度に眺められます。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物温泉で、筋肉痛や五十肩、冷え性にも良いそう。お疲れ気味の女性にはぴったりです。
公式詳細情報
「 八室の宿 藤屋」はノスタルジックな雰囲気の銀山温泉でも、昔ながらの建物をスタイリッシュにリニューアルしたレトロモダンなお宿。川に面した木造3階建ての宿は、現代的なセンスで道行く観光客の目を惹きつけます。歴史の古さとカッコよさを同時に味わえる貴重な高級旅館です。
和風な玄関から建物に入ると、真っ先にモダンな階段が目に入ります。こちらの建物は建築家の隈研吾(くまけんご)の手によるもの。木材を使った意表を突くデザインながら、居心地のいい空間が広がります。
客室はシンプルかつシック。窓から外を眺めれば、レトロな温泉地が見渡せます。
「藤屋」には、ひば・石・地下・竹・天空の5つのお風呂があります。すべて貸切で、24時間いつでも利用可能。どのお風呂も個性的かつ洗練されたデザインなので、すべてのお風呂を制覇してみるのもいいですね。藤屋は客室が全部で8つしかないため、5つのお風呂すべてが使用中ということはほとんどないのが嬉しいところ。
銀山温泉は大正ロマンを感じる温泉地として有名です。400年の歴史があり、昔はアクセスが悪かったために秘境と言われていましたが、最近は各お宿で大石田駅からバス送迎(約40分)をしているので便利になりました。14軒の木造3階建ての旅館が小さな川の両側に並び、山間の温泉街らしいひなびた雰囲気をしています。泉質は食塩を含む硫化水素泉で、神経痛や婦人科疾患への効能が期待でき、飲めば肥満症や慢性便秘、糖尿病などにも良いといわれています。
公式詳細情報
山形の名湯・蔵王温泉の高湯通りを抜けて奥の奥、20段ほどの階段を上がった高台にあるのが「高見屋」です。創業は享保元年で300年以上の歴史があり、県内有数の老舗旅館です。蔵王温泉とともに長い年月を生き抜いてきた宿には、人を招くような温かさがあります。
同じ光景が夜になると、こんな風です。高台に光輝く宿は、不思議な世界の入り口のようです。
「高見屋」のお風呂は自家源泉のかけ流し。露天風呂も内風呂も含めて全部で9つの浴槽があり、お湯があふれています。どのお風呂も癒し効果抜群ですが、川のせせらぎを聞きながら入浴できる「せせらぎの湯」はぜひとも入ってほしいおすすめのお風呂です。
蔵王温泉は湯治場としても人気があります。「高見屋」は趣きのある純和風木造建築で、長期で滞在するお客さんが寛げるような穏やかな空気をまとっています。お風呂に入って山の景色を眺め、山形の伝統的な調理法で提供される滋味豊かなお料理を楽しめば、疲れなんてどこかに消えてしまいそうです。
絶妙にサシの入った蔵王牛も堪能しましょう。脂の甘さ、口どけがたまらない逸品です。
蔵王温泉は、病を癒やす湯治の温泉です。泉質は強酸性の硫黄泉ですから、血流促進効果が高いのが特徴。体の芯の芯まで温まるお湯で、胃腸病に効果があり、美肌効果も期待できるそうです。
効能きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、神経症、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
公式詳細情報
深山荘 高見屋
山形県 / 蔵王、山形 / 旅館
- 住所
- アクセス
- JR 山形駅よりバスで40分/山形自動車道 山形蔵王ICから車で約13KM、東北中央自動車道 山形上山ICから11km
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 10:00(OUT)など
「丸屋旅館」は明治元年に創業した宿です。全部で7室しかなく、こじんまりした中で行き届いた気くばりを味わえる老舗旅館。12歳以下の子供は宿泊できないため、とても静かでしっとりと過ごせる隠れ宿です。
この宿の自慢はお料理!山菜や野菜を中心としたヘルシーな献立で、山形牛や川魚など地元の食材をぜいたくに使っています。ここで採れたものをすぐに食べてほしいというモットーで、おいしいものを少しずつ出すスタイル。いろいろ頂きたい女性にはうれしい食事です。
こちらの宿、外観はとても古いのですが館内はリニューアルされていて快適。金山杉やヒバ、ケヤキを使った室内は広くて、ゆったりのんびりしています。ひたすらゴロゴロしたいお部屋です。
館内にはレトロなタイル張り水蔵(みずぐら)があります。蛇口をひねると出てくる水は、雪解け水や雨水が約400年の歳月を経て岩盤に浸みわたり、一帯に湧き出る、月山水系の口当たりのよい水。お宿の料理にも使われているそうですよ。
肘折温泉は県外ではあまり知られていない温泉ですが、2007年に開湯1200年を迎えた歴史ある温泉です。出羽三山の主峰である月山(がっさん)のふもとにあり、風情ある宿やお店が並んで温泉街の雰囲気がとても素敵です。源泉は3つあり、泉質はナトリウム―塩化物炭酸水素塩泉。疲労回復や慢性消火器病、冷え性への効果が期待できるという女性に優しい温泉です。
湯の効能・神経痛 ・筋肉痛 ・関節痛 ・五十肩 ・運動麻痺 ・関節のこわばり ・打ち身
・くじき ・慢性消火器病 ・痔疾 ・冷え性・病後の回復 ・疲労回復 ・健康増進・きり傷 ・火傷
肘折温泉丸屋旅館の詳細情報
公式詳細情報
「櫻湯 山茱萸(さくらゆ さんしゅゆ)」は、7室すべてに専用露天風呂がついているのが特徴です。自宅のように気兼ねなく過ごせ、敷地全体がゆったりしているので、宿から一歩も出ずに十分たのしめます。
客室には主室と寝室、リビングまでついて、食事もお部屋でのんびりといただきます。食べて、休んで、また食べて…女性にとっては危険すぎる(?)くつろぎ空間です。
お部屋についている露天風呂は、部屋ごとにデザインが違います。どれもきれいな庭園を眺めながら、源泉かけ流しのお湯に入れるぜいたくな湯船です。時間を忘れてゆっくりと入りたいですね。
実はこちらの宿は、知る人ぞ知る隠れ家的オーベルジュ(宿泊ができるレストラン)です。旬のものをコースでいただく幸せ。じっくりと山形の美味を味わいましょう。
盛り付けや器一つ一つ、とても凝っています。食材や季節感を生かす器とお料理の競演を見るのも楽しみのひとつです。
こちらは朝食。和食か洋食かを選べます。どちらを選んでも、お腹いっぱいで朝から幸せな気分です♪
赤湯温泉は、江戸時代に上杉藩の温泉場として使われていた温泉です。泉質は含硫黄-ナトリウム-カルシウム-塩化物泉で、関節痛や冷え性、健康増進に良いといわれています。お湯の肌ざわりが柔らかく、芯まで温まるやさしいお湯です。
浴用の適応症 慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、やけど、虚弱児童、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
櫻湯山茱萸の詳細情報
詳細情報
東京から山形までは、新幹線を使っても3時間弱。決して近いとは言えませんが、それでも季節ごとに行ってみたくなる山形。その理由は、四季を感じる自然とおいしいもの、そして山形らしいおもてなしの心ではないでしょうか。高級旅館であっても高級さを押し付けない、さりげない気くばりが心地いいですよ。特別な記念日は、山形でゆっくりと過ごされてはいかがですか?
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