2021年01月14日
和装姿で気分も上がる♡着物で散策したくなる観光スポット5選【全国】
日本の伝統衣装、着物。ふだんはあまり着ることがない着物ですが、日本情緒あふれる観光スポットを着物で散策するという新しい旅の楽しみ方は、日本のよさを改めて知る機会としてとってもおすすめです。いつもと違う旅の思い出になりますし、素敵な写真も撮れちゃいますよ!そこで今回は、全国で特におすすめの、着物を着て行きたくなる観光スポットをご紹介します。京都や金沢といった王道の街はもちろん、川越や鎌倉など休日にサクッと行ける街もピックアップ◎今度の旅は着物を纏い、そぞろ歩きしてみませんか?
女性のひそかな憧れ。それは、着物を着て街をゆっくり散策することではないでしょうか。日本らしさあふれる街に行くと、着物でデートをしているカップルや、友達同士でわいわい楽しそうにしている人たちをよく目にしますよね。華やかさと慎ましさを兼ね備えた日本の伝統衣装である着物は、日本人女性の美しさを輝かせてくれるだけでなく、お城や古い町並みを背景にすれば映える写真もばっちり撮れちゃいます♡
ふだんはめったに着る機会のない着物。次の旅行は着物を着ることを目的に、旅先を選んでみませんか?いつもとは違う場所でいつもとは違う格好をしているということは、旅のわくわく度をさらに盛り上げてくれるはず♩今回は着物を着てそぞろ歩きしたくなる、旅のおすすめエリアをご案内していきましょう!
日本文化が色濃く残る観光地「京都」は、一度は着物でそぞろ歩いてみたい街。実際、京都を観光していると、着物を着ている女性に出会うことが多いですよね。着物レンタルのショップも充実しているので、初めて着物散策をする人にもおすすめです◎古都を背景にしたフォトジェニックな写真もそこかしこで撮れちゃいます♪
「京都きものパスポート」を手に入れよう
京都府、京都市、京都商工会議所などが中心となって行っている「京都きものパスポート」は、ぜひ手に入れておきたいパス。着物を着てこのパスを提示すると、寺社の拝観料や美術館・博物館の入館料が割引になったり、飲食店の割引サービスを受けられたりします。さらにうれしいのが、「レスキュー対応」と書かれたお店なら着崩れしてしまったときのサポートも無料でしてもらえるということ!これなら着物に気慣れていなくても、安心して着物散策が楽しめますね◎
京都の中でも着物散策に一押しなのが「祇園」。花街である祇園は、今もなお着物姿の舞妓さんや芸妓さんが歩く風情ある街です。着物で歩けば、京都の花街の雰囲気にどっぷりと浸かることができます。
昔ながらの町家が建ち並ぶ様子は、着物を着て写真を撮るのに絶好の雰囲気です。お気に入りの着物で撮影したら、旅の特別な思い出になりそうですね♩神社を参拝したり、町家カフェに立ち寄ったりと、風情ある雰囲気に浸っていると、心も癒されそう♡
白川南通 (祇園白川)の詳細情報
嵐山にある「竹林の道」は、両脇に竹林がそびえ立つ約200mの風情ある小道。嵐山観光の際には、ぜひ立ち寄りたい観光スポットです。鮮やかなグリーンの中、艶やかな着物がとても映えます。毎年12月はライトアップも行われ、さらに幻想的な姿を見ることもできますよ。
静寂さを体感したいのなら、早朝に行くのがおすすめです。澄んだ空気の中、静謐な雰囲気を満喫できますよ。人が写り込まないキレイな写真を撮りたいという人も、早朝なら混雑を避けられてゆっくり撮影ができるかも。嵐山は食べ歩きも色々できるので、竹林の道のあとは食べ歩きをのんびり楽しみましょ♪
嵐山 竹林の小径の詳細情報
嵐山 竹林の小径
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
- アクセス
- 嵯峨嵐山駅より徒歩15分(天龍寺近く)
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大分県の国東半島の南部に位置する「杵築(きつき)市」。大分空港から別府温泉や大分市へ向かう途中にある「杵築」はどこをとっても絵になる、観光におすすめの街です。日本一小さいとされるお城「杵築城」は、杵築のランドマーク的な存在。城下町には今なお江戸情緒が色濃く残っていて、「九州豊後路の小京都」とも呼ばれています。
公共観光文化施設の入館料が無料
着物で街を散策すると、公共観光文化施設の入館料が無料になったり、市内の一部店舗での飲食が割引になったりと、うれしいサービスを受けることができます。「和服の似合う町」と言われるだけあって、街全体で着物散策をサポートしてくれるのは居心地がよくていいですよね◎
南北2つの高台を下りるとそこが、杵築の城下町です。武家屋敷が並ぶ南北の高台に挟まれて城下町が存在しているため、ここは日本唯一のサンドイッチ型城下町といわれています。城下には江戸時代から続く商家が今なお数軒残っているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
城下町と武家屋敷までを結ぶ急な坂道は着物で歩くには大変ですが、ぜひゆっくり上ってみてください。特に北台の武家屋敷と商人の町をつなぐ「酢屋の坂」は石畳が美しく大人気のスポットで、着物がよく映えます。その坂を上った隣にある武家屋敷、「大原邸」にもぜひ立ち寄りましょう。身分の高い上級武士の暮らしぶりがわかる貴重な建築遺産で、見事な茅葺屋根や回遊式庭園を見ることができますよ。
杵築の詳細情報
東京から2時間半ほどと、格段にアクセスがよくなった「金沢」。日本海の魚介類や金箔をあしらったスイーツ、加賀五彩を使った雑貨などうれしい魅力がたっぷりつまった金沢は、女子旅に特に人気の観光地ですよね♩加賀百万石の歴史を感じる「兼六園」、花街の雰囲気が薫る3つの茶屋街など、着物を着て散策したくなるスポットが色々あります。
水戸の「偕楽園」、岡山の「後楽園」とともに「日本三名園」に挙げられる、金沢の「兼六園」。加賀藩の歴代藩主によって長い年月をかけて造られ、今では国の特別名勝に指定されている回遊式庭園です。広大な庭園内には池や築山、御亭などが点在していて、それらとともに見られる四季折々の自然はさまざまな表情で魅せてくれます。
春は桜、初夏はカキツバタ、秋は紅葉、冬は雪景色と、いつ訪れてもその時々の楽しみがありますよ。江戸から続く兼六園は着物姿がばっちり映える場所。自然の中をゆっくりと歩き、時折歩みを止めて、その美しさを目に焼き付けましょ。静かに散策したいなら、早朝に訪れるのもおすすめです。
兼六園の詳細情報
兼六園
- 住所
- 石川県金沢市兼六町1
- アクセス
- 兼六園下・金沢城バス停 徒歩 3分 金沢駅 バス 15分 北陸鉄道路線バス、城下まち金沢周遊バス、兼六園シャトル 金沢駅 車 10分 武蔵ヶ辻・近江町バス停 バス 20分 金沢ふらっとバス材木ルート 兼六園下バス停 徒歩 3分 金沢東IC 車 20分
- 料金
- 【料金】 大人: 320円 子供: 100円 6歳から17歳 その他: 障がい者・65歳以上無料、要証明書
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金沢のお茶屋文化を今に伝える茶屋街は、金沢観光でもいっそう人気のスポット。「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町茶屋街」と3つの有名な茶屋街がありますが、特におすすめなのが「ひがし茶屋街」です。この通りには紅殻格子の町家が建ち並び、風情たっぷり。今もお茶屋さんは残っており、タイミングがよければ芸妓さんを見ることもできるかも。
伝統的な街並みをバックに着物姿の写真を撮れば、インスタ映えはばっちり!通り沿いには町家をリノベーションし店舗にしたカフェや雑貨屋さんなどもあるため、散策途中にはぜひ立ち寄ってほっと一息ついたり、お土産チェックをしたりして楽しみましょう♪
ひがし茶屋街の詳細情報
ひがし茶屋街
- 住所
- 石川県金沢市東山1丁目
- アクセス
- 金沢駅 バス 10分 北陸鉄道バス 橋場町バス停 徒歩 10分 金沢東IC 車 10分
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金沢「ひがし茶屋街」へ。趣きある街並みをそぞろ歩いてみませんか?
●「箔一 東山店」でフォトジェニックな金箔ソフトを食べよう♩
箔一 東山店の詳細情報
箔一 東山店
北鉄金沢、七ツ屋、金沢 / ソフトクリーム、カフェ、甘味処
- 住所
- 石川県金沢市東山1-15-4
- 営業時間
- [月] 09:00 - 18:00 [火] 09:00 - 18:00 [水] 09:00 - 18:00 [木] 09:00 - 18:00 [金] 09:00 - 18:00 [土] 09:00 - 18:00 [日] 09:00 - 18:00
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
もう少し気軽に着物旅を楽しみたいなら、新宿から電車で1時間弱で着く抜群のアクセスがうれしい「川越」がおすすめです。江戸時代、川越藩の城下町であった川越には江戸時代の趣ある様子が今も残っており、着物を着て散策するにはぴったり◎当時庶民に時を知らせた、川越のシンボルともいえる「時の鐘」が印象的です。
30数棟の蔵造りの商家がずらりと並んでいる「蔵造りの町並み」。江戸時代の面影がしっかりと残っている場所です。「美しい日本の歴史的風土 100選」に選ばれた街並みを、のんびり着物で巡ってみましょう。着物姿が似合う甘味処で休憩するのもおすすめですよ。近くの「川越氷川神社」で、縁結びのご利益をいただくのも忘れずに♡
一番街の蔵造りの町並みの詳細情報
都心から気軽に和の雰囲気を楽しめる場所といえば「鎌倉」ではないでしょうか。「鎌倉大仏」や「鶴岡八幡宮」など多くの社寺が鎮座する鎌倉は、関東屈指の着物が似合う観光地。海に山と自然も多く残り、都会の喧騒を忘れてのんびり楽しむには最適の街です。
鎌倉駅からバスで15分ほど。「報国寺」は、「竹寺」という別名が付いているほど竹林が美しいお寺です。お寺の境内に一歩足を踏み入れると、手入れが行き届いた庭が続き、心が凪いでいくのを感じられるはず。どんどん奥へと進み本堂でのご挨拶を済ませたら、拝観料を支払い「竹の庭」へ行ってみましょう。
頭上まで続く竹に囲まれた庭園は非日常感たっぷりで、深く深呼吸したくなるほど清々しい空気が流れています。差し込む陽の光も美しく、心が洗われていくはず。鮮やかな着物姿で緑一色の竹林をバックに写真を撮れば、とても映える素敵な一枚になりますよ。
報国寺(竹寺)の詳細情報
報国寺(竹寺)
- 住所
- 神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4
- アクセス
- 鎌倉駅 バス 7分 浄明寺下車
- 料金
- 【料金】300円 竹の庭拝観料一律(中学生以上)
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●竹の庭の茶席「休耕庵」で一服
竹の庭の中には「休耕庵」という茶席もあります。竹林を眺めてお抹茶とお菓子をいただくひとときは、なんだか時間がゆっくり流れていくように感じられるはず。ゆっくりと味わい、心と身体に染み入る感覚を大事に過ごしましょう。ちなみに茶席を利用したい場合は、拝観料を支払う際にあらかじめお抹茶セットを購入しておいてくださいね。
休耕庵 竹の庭の茶席の詳細情報
休耕庵 竹の庭の茶席
鎌倉 / その他
- 住所
- 神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4 報国寺内
- 営業時間
- [月] 09:00 - 16:00 [火] 09:00 - 16:00 [水] 09:00 - 16:00 [木] 09:00 - 16:00 [金] 09:00 - 16:00 [土] 09:00 - 16:00 [日] 09:00 - 16:00 ■ 営業時間 抹茶席の受付は15:30まで ■ 定休日 なし
- 平均予算
- ~¥999
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