2020年01月30日
【2020年】ぴったりの旅が見つかる♪新潟観光のポイントとエリアの特徴を紹介!
日本海側に面し、縦に細長い「新潟」は、人気のブランド米・コシヒカリや日本酒、B級グルメ、温泉、スキーをはじめとしたアウトドアレジャーなど、魅力あふれるスポットが盛りだくさんに詰まっています。そして、四季の変化がはっきりしていることもあり、季節ごとにさまざまなエリアに訪れたい場所です。豊かな自然に囲まれた佐渡島も外せないところ。そんな新潟を旅行するときに事前に知っておきたいポイントや、エリアの特徴をご紹介します!
目次
日本海側に位置する「新潟県」は縦に細長く、海はもちろん、豪雪地帯として有名な山間部エリア、日本で一番長い川・信濃川など、さまざまな景勝に恵まれています。そして、西の日本海上に浮かぶ大きな離島・佐渡島も豊かな自然に恵まれた観光スポットのひとつです。
縦に細長い新潟は、京都に近い南から上越・中越・下越、佐渡と大きく4つに分かれます。上越は、上越市を中心に高原リゾートや上杉謙信のゆかりの旧跡巡り、日本初の世界ジオパーク認定された糸魚川があります。新潟の真ん中に当たる中越は、越後三大花火が有名な長岡市、柏崎市、小千谷市、スキーと温泉で有名な越後湯沢。下越は、北東部に位置し、県の中心都市・新潟市や日本海の落ちる夕日の観賞スポットに恵まれた村上市、美人の湯で名高い月岡温泉といった温泉地に恵まれたエリア。そして、トキで知られる自然豊かな佐渡島の4エリアです。
雪国で有名な新潟は一年を通して曇りの日が多く、夏が唯一の晴天期間です。四季の変化がはっきりしている特徴的な日本海側気候に当てはまり、春夏秋冬それぞれの季節で、楽しみ方が盛りだくさん。海と山、川に囲まれた新潟旅行の目的は、観光スポットやグルメ、温泉だけではなく、シーズンにも注目してほしいところ。
雪解けとともに、春の訪れを告げる雪割草が可憐な姿を見せ始めてくれる「春」。新潟県の花でもあるチューリップや、日本三大夜桜のひとつ上越市の高田公園のソメイヨシノなど、色とりどりの花が楽しめる季節。とくに、柏崎市にある大崎雪割草の里や、長岡市の雪国植物園と国営越後丘陵公園の三つのスポットを結んだ「越後雪割草街道」と呼ばれ、バスツアーでも人気。なかでも国営越後丘陵公園では、広大な敷地の中に雪割草だけでなく、チューリップやバラ、カタクリといった花々が楽しめる約3kmの自然探勝路があります。さまざまなレクリエーションや里山体験のプログラムも用意されているので、家族連れで訪れるのにもおすすめです。
「春」の味覚を楽しむなら、ノドグロ、アンコウ、ヤリイカ、タイ、ベニズワイガニ、アスパラガス、雪下にんじん、イチゴの越後姫がおすすめ。とくにプリプリの身がたまらないベニズワイガニは、3月から12月と長い期間味わえ、比較的リーズナブル。
「夏」は、夜空を彩る花火が見逃せません。実は、新潟は"花火大国"。夏になると毎週のように各地で花火大会が開催されるほど力を入れています。なかでも「越後三大花火」とよばれる、川の長岡「長岡まつり大花火大会」、海の柏崎「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」、そして山の片貝「片貝まつり」の三か所は全国的にも有名で、リピーターも多い新潟県を代表とする花火大会。信濃川や日本海を舞台色鮮やかに大輪の花が咲きます。とくに、直径800メートルもある世界最大の四尺玉のダイナミックな花火が見られる山の片貝は必見です!
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「夏」の味覚を楽しむなら、ノドグロ、岩牡蠣、ベニズワイガニ、新潟茶豆、ブドウ、スイカ、ナス、モモがおすすめ。高級魚として名高いノドグロは、夏から初秋が旬なので、この時季に訪れるならぜひ!
四季の変化がはっきりしているだけあって「秋」のおすすめは、やはり紅葉。豊かな自然に恵まれた新潟なので、紅葉の名所は多数あります。渓谷や滝はもちろん、ロープウェーで空中散歩を楽しみながら、山頂から色づく秋を楽しむ方法も。谷一面が赤く染まり、夜のライトアップが好評な弥彦公園も人気のスポットのひとつ。そして、米どころ新潟だからこそ楽しめる秋の田園風景も外せません。黄金に輝く稲穂と夕日のコラボレーションもぜひ。
「秋」の味覚を楽しむなら、ノドグロ、アンコウ、ヤリイカ、ヤナギガレイ、ベニズワイガニ、鮭、新潟枝豆、やわ肌ねぎ、おけさ柿、日本なし、ナス、新潟米がおすすめ。佐渡の名産品・おけさ柿は渋柿ですが、種なしなので食べやすく、渋抜きによってまろやかな甘さが特徴。完熟させて冷凍にし、シャーベットとして食べるのも◎。
新潟といえば、ウィンタースポーツの聖地として名高く、都内からアクセスがよいため、多くのスキー場が点在しています。スキー以外にも雪灯り・雪花火など幻想的なイベントが開催されるので、冬の新潟も人気の観光地です。なかでも、何千ものランタンが済みきった夜空に舞い上がる「つなん雪まつり」は、幻想的な冬の一大イベントとして大人気。イベントに参加するにはチケットが必要になるので、公式サイトを要チェック!温泉好きには、雪を見ながらの露天風呂なんて旅情あふれる楽しみ方も◎。冬はかなり寒くなりますが、場所によって積雪量は異なるので寒さ対策はきちんと備えてください。
「冬」の味覚を楽しむなら、ノドグロ、アンコウ、寒ブリ、ヤリイカ、牡蠣、鮭、南蛮エビ、ル レクチェ、イチゴの越後姫がおすすめ。冬が旬の南蛮エビとは、甘エビのこと。鮮やかな赤とプリプリの食感、甘みが堪能できるお寿司には欠かせない一品。11月下旬から12月中旬と旬が短い洋ナシのル レクチェも忘れずに。
新潟のB級グルメの代表格といえば、特製ウスターソースで味付けした焼きそばにトマトソースをかけた「イタリアン」が有名。揚げたトンカツを特製醤油ダレにさっとくぐらせた「タレかつ丼」は、卵とじをせず、あっさりとしたもの。冷めてもおいしく食べられるふわもちの黒糖お菓子「ぽっぽ焼き」は、屋台グルメの一番人気。ビールのお供にぴったりな唐揚げは、新潟の手にかかるととても豪快。鶏の半身をそのまま揚げたパリパリジューシーな「半身唐揚げ」に変身します。ほかにも、安くておいしくて、地元の人々に愛されているB級グルメは盛りだくさん。その地域の特徴を活かしたご当地グルメは必ずチェックしてほしいもの。
日本を代表するお米の名産地でもある新潟は、お米がおいしいのもさることながら、日本酒も名産品として名高いところ。四季の違いがはっきりし、冬は豪雪地帯、その厳しい寒さと豊富な雪解けの水、日本酒造りに適した酒米が多く存在していることも酒造りの重要なポイント。数多くの酒蔵が軒を連ねているエリアで「日本酒」を旅の目的にするのもおすすめ。好みの銘柄が決まっていれば、酒蔵見学が可能か事前に確認を。いろいろな種類を試してみたいなら、充実した利き酒コーナーが人気のお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」に足を運んでみて。
ぽんしゅ館 越後湯沢驛店の詳細情報
ぽんしゅ館 越後湯沢驛店
- 住所
- 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2427-3
- アクセス
- ●JR越後湯沢駅構内(改札口正面よりコンコース50m) ●関越自動車道「湯沢IC」より車で5分
- 営業時間
- 9:00〜19:30 酒風呂は9:00〜19:30 ※季節により、営業時間を変更する場合があります。
- 定休日
- 無休
- 料金
- 【きき酒コーナー】 ●500円 【日帰り入浴料金】 ●中学生以上 800円(700円) ●小学生 400円(350円) ●幼児 無料 ※貸タオル付 ※()内は団体15名様以上の割引料金
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新潟には酒蔵だけでなくワイナリーも多く、その気候や土壌を活かしたブドウ栽培が行われています。とくにおすすめしたいのは、日本で栽培されたブドウを使って、日本で醸造したワインを指す「日本ワイン」。その発展に力を注いだ"日本のワインぶどうの父"と呼ばれる川上善兵衛氏が創業した「岩の原葡萄園」は、上越市にあります。販売や見学だけでなく、レストランや宿泊施設が併設されているワイナリーもあるので、ぜひ旅の目的地に加えてみてください。
岩の原葡萄園の詳細情報
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県内各地に人気の温泉地が点在し、海に山に川にとそれぞれの土地ごとに楽しめる景色が違った湯船や個性豊かな宿に出会えます。日帰り温泉施設も多いので、気軽に立ち寄りも可能です。女子旅におすすめなのは、美人になれる温泉として人気の「月岡温泉」や美人の湯の「赤倉温泉」といった美肌効果に期待が高い温泉地。
日本海側に面した新潟だからこそ、夕日の名所と呼ばれるスポットのそばにある温泉地も多く「瀬波温泉」「田ノ浦温泉」「寺泊温泉」など、絶景を見ながら湯船を楽しむのも◎。豊かな自然の中で楽しむなら、北アルプス白馬岳のふもとにある「蓮華温泉」といった秘湯にチャレンジしてみるのもあり。もちろん、佐渡島にも温泉はあります。保温効果が高く湯冷めしにくいナトリウム塩化物泉が豊富な湯量で堪能できます。
県の中心都市でもある「新潟」と白鳥が訪れることで有名な「阿賀野」は、信濃川と阿賀野川が越後平野に流れるエリアです。新潟市は日本海側に面した港町なので海の幸はもちろん、豊かな自然が育んだ恵み、そして酒蔵が多く、グルメやショッピングが満喫できます。冬の訪れを告げる白鳥が飛来する瓢湖の近くには、異なる効能と静かな環境に恵まれた五頭温泉郷など、温泉地が充実。
瓢湖の詳細情報
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洋食器や金属加工など金物産地で有名な「燕三条」と、新潟屈指のパワースポットとして人気の彌彦神社(弥彦神社)が鎮座する「弥彦村」は、風情ある町並みや古社寺めぐりでも有名なエリアです。新潟エリアと同じく日本海側に面しているので車で1時間ほどで訪れやすく、上越新幹線の停車駅もあるので便利です。新潟5大ラーメンのひとつ、背脂たっぷりのスープがインパクトの「燕三条背脂ラーメン」といった、ご当地グルメが味わえます。
彌彦神社の詳細情報
人気のブランド米・コシヒカリの産地として有名な「魚沼」や冬のスポーツ・スキーの一大リゾートエリア「湯沢」は、関東からの玄関口ともいえるエリアです。大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続のふるさとでもある南魚沼市にはゆかりの史跡も数多く残り、大自然に囲まれた秘湯も満喫できます。スキーだけでなく、登山やキャンプなどのアウトドアも◎。そして、豪雪地帯だけあって雪見露天風呂が冬の観光のポイント。
GALA湯沢スキー場の詳細情報
GALA湯沢スキー場
- 住所
- 新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢字茅平1039-2
- アクセス
- 1) 関越道湯沢ICから車で3km 2) JR上越新幹線ガーラ湯沢駅から徒歩で1分 直結
- 営業時間
- [2022年12月17日〜2023年5月7日] 予定
- 料金
- 大人 6000円 場内リフト1日券
この「長岡」と「柏崎」は、なんといっても越後三大花火が楽しめるエリアです。海の柏崎で開催される「ぎおん柏崎まつり」は毎年7月24日からの3日間行われ、海上花火は7月26日。川の長岡の「長岡まつり」は秋田の大曲の花火を含んだ日本三大花火大会のひとつ。毎年8月1日から3日間あるお祭りの中、花火大会は8月2日と3日に開催されます。そして、山の片貝と呼ばれる「片貝まつり(かたかいまつり)」は毎年9月9日と10日の2日間に花火が上がります。7月から毎月花火大会が開催されているエリアだけに、夏に多くの観光客が足を運びます。片貝花火だけでなく、小千谷市はへぎそばも有名なので、お忘れなく。
長岡まつり大花火大会の詳細情報
長岡まつり大花火大会
- 住所
- 新潟県長岡市岡村町
- アクセス
- JR長岡駅 徒歩 30分 国営越後丘陵公園駐車場 バス 有料
- 営業時間
- 2023年8月2日〜2023年8月3日 (水木) 夏 開催地 信濃川河川敷(長生橋下流)
- 料金
- 全席有料(エリア、席種ごとに違うため公式サイト参照)
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美しい海岸線に奇岩の連なる景勝地が有名な「村上」と、城下町の風情を残す町並みとつるつる肌の美人になれると知られる月岡温泉が人気の「新発田」がある県の最北地エリア。日本海に落ちていく夕日を眺めなら温泉が楽しめる瀬波温泉や、川に沿うように5つの温泉があるえちごせきかわ温泉郷といった海と川と、異なる景色が楽しめる温泉地が点在しています。6月前後に訪れるなら、さくらんぼ狩り体験は外してほしくないところ。
笹川流れの詳細情報
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県の最南端といえば、上杉謙信のゆかりの旧跡巡りが楽しめる「上越」と、多くの温泉街が点在し、高原リゾートが人気の「妙高」。北陸新幹線が開通しアクセスしやすくなったエリアです。豊富な湧出量を誇る温泉が多く点在し、豊かな自然に囲まれ、トレッキングやスキーといったアウトドアレジャーが満喫できます。ほかにも、市全域が日本初の世界ジオパーク認定されたヒスイの産地・糸魚川があります。春は、上越市にある三大夜桜で人気の高田公園、夏は高原リゾート、秋は紅葉狩り、冬はスキーリゾートと季節ごとに訪れてほしい観光地。
高田城址公園の詳細情報
高田城址公園
- 住所
- 新潟県上越市本城町44-1
- アクセス
- 北陸新幹線「上越妙高駅」から、えちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインに乗換「高田駅」下車徒歩15分頸城バス「高田城址公園」下車徒歩1分北陸自動車道「上越IC」から10分 上信越自動車道「上越高田IC」から10分
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日本海上に浮かぶ「佐渡島」は、日本の離島の中でも最大級。昔から砂金が採れる島として知られ、採掘場は観光スポットのひとつに。資料館では、砂金採り体験ができます。そして、県の鳥であるトキのふるさとです。島のほぼ中央にあるトキの森公園で観察が可能。島ならではの自然が満喫できるので、ハイキングにチャレンジもおすすめ。とくに海は透明度が高くダイビングで人気なので、海水浴にも◎。日本の快水浴場100選に選ばれた二ツ亀海水浴場は、奇岩を臨む景勝地としての美しさは抜群。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで星を獲得した観光スポットです。
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新潟市内に「新潟空港」があります。東京、大阪、札幌からの所要時間は1時間~1時間半、福岡からは1時間40分ほど。空港と新潟駅間はリムジンバスが運行していて、約25分でアクセスできます。また、空港から月岡温泉や瀬波温泉、彌彦神社といったスポットへ向かう周遊ライナーも用意されています。事前予約は必要ですが、リーズナブルな上、乗り継ぎなしで便利ですよ。
東京方面から新潟県に行くなら新幹線が便利です。越後湯沢・長岡・新潟駅方面なら「上越新幹線」、上越妙高・糸魚川駅方面なら「北陸新幹線」の「はくたか」で向かいましょう。関西方面から行く場合は金沢駅で乗り換えが必要となるので、時間短縮には飛行機が便利です。
リーズナブルに旅をしたいなら、外せないのは高速バスの利用。東京方面から越後湯沢までは2000円台からチケットがあり、片道3時間弱でとても便利です。大阪から行く場合、新潟駅までの片道料金は6000円台~、11時間ほどかかります。同じ新潟県内でも目的地によって所要時間が大きく異なるので、行先に応じてバス移動を検討するのがおすすめです。
新潟の旅行計画に役立つよう、それぞれのエリアやポイントを中心にご紹介しましたが、いかがでしたか?日本海側に面し、縦に細長く、豊かな自然に囲まれた新潟は、それぞれの季節で異なる楽しみ方ができる魅力あふれる観光地です。米どころだけに、旅にかかせないグルメだけでもさまざまなものに出会えます。そして、観光の楽しみ方もいろいろ。ぜひ魅力ある「新潟」を満喫してください!