【高知】海or山どっちに癒される？絶景に心うるおうホテル＆旅館8選

いつも家と職場の往復ばかり…同じような毎日を過ごしていると、心身ともにモヤモヤが溜まってきますよね。そんな日々が続くと、息が詰まって普段の生活すらも楽しめなくなってしまうかも。同じ景色ばかりに囲まれて気分が沈んでいるなら、絶景を望むホテルや旅館ですっきりリフレッシュしませんか？

坂本竜馬ゆかりの地として知られる高知県では、足摺や香南エリアなどの海の絶景も、北川や土佐エリアなどの山の絶景も楽しめます。自然に恵まれた地形や気候のため、海山の幸も豊富で美味しいグルメもたくさん。心身ともに癒されるには絶好の場所です。きらめく海か穏やかな山か…気分や好みに合わせて、あなたの心を解放する絶景ステイを満喫しましょう。

雄大な景色に癒されるオーシャンビュー。太陽の光にきらめく水面や穏やかな波の音に、沈んでいた心がふわっと軽くなっていきます。「海を感じて清々しい気分になりたい」「水平線に沈む夕日を眺めてゆったり過ごしたい」そんな方には海の見えるホテルがおすすめです。

JR高知駅から車で45分ほど走ると、まるで海外のリゾート地のような空間が広がる「ヴィラ サントリーニ」に到着します。目の前の青い海に映える真っ白な外観は、“奇跡の島”と呼ばれるギリシャのサントリーニ島をイメージして作られたそうです。白壁のおしゃれな建物から眺める土佐湾は、まるでエーゲ海のよう。日本にいることを忘れるほどの、夢のような時間を満喫できます。

新館4室と本館14室に分かれる客室は、どちらもリゾート感満載です。こちらの新館は、サントリーニ島の断崖の上に建つ船長の家をイメージした平屋根造りのお部屋。広々とした空間で一面の海を眺められるのも魅力的です。一方本館は、船のクルー達の住居をイメージした洞窟型のユニークな造り。新館の開放感に浸るか本館のわくわく感を楽しむか…どちらにするか悩んでしまいそうですね。

海を望むメインダイニング「logue（ローグ）」でいただく夕食は、シェフおまかせのイタリアンコース。高知の海山の幸にギリシャ産のオリーブオイルなど、素材にこだわった品々は思わずため息の出る美味しさです。朝食はレストラン「THIRA（ティラ）」にて。特にギリシャ生まれの「グリークヨーグルト with グリークハニー」は、ヘルシーかつクリーミーな味わいが絶品。口の中に広がる濃厚な味わいで、幸せな一日を始められます。

6月～9月まで使用できるプールも、一面のオーシャンビューを満喫できます。デッキチェアで寛ぎながら、水平線に沈む夕日を眺めれば、ロマンチックで穏やかな気持ちに。プールは夜になるとライトアップされて、日中とは違うムーディな雰囲気を醸し出します。プールはもちろん、館内の至るところがフォトジェニック。楽しい思い出をたっぷりと撮りためておきましょう。

土佐くろしお鉄道の中村駅から車で約1時間、四国最南端の岬「足摺岬」にある「TheMana Village（ザ マナ ビレッジ）」は、国立公園内にある四国最大級のリゾートエリア。周囲には高知県指定文化財の「竜串海岸」に「足摺海底館」など観光スポットも充実しています。ホテルに入ると、壁一面の窓から海を望むこちらのロビーラウンジがお出迎え。足を踏み入れた瞬間、心に爽やかな風が吹き抜けます。

客室は全室海側で、どのお部屋でもオーシャンビューが楽しめます。窓辺に座って海をぼーっと眺めながら深呼吸すれば、自然と肩の荷が下りて心が軽くなるはず。テラスや露天風呂付きのお部屋もあり、心地良い海風を感じながら至福のバスタイム過ごせますよ。畳でごろんと寛ぎたい方には、しっとり過ごせる和室もおすすめです。

太平洋を一望できる開放的なレストラン「Azzurrissimo（アズリッシモ）」。ホテル周辺で採れる農薬不使用の野菜や果物を使用した、健康的で栄養たっぷりなイタリアンを味わえます。どこまでも広がる絶景を見ながらのお食事は、まさに至福のひととき。館内には迫力満点のライブキッチンレストランもあり、高知県産食材たっぷりの会席を味わえます。一品料理の「かつおのわら焼きたたき」も絶品ですよ。

食後は大浴場や岩に囲まれた展望露天風呂で、1200年の歴史ある「あしずり温泉」に癒されて。露天風呂は夜になると一面の星空が広がり、太平洋と満天の星が堪能できる贅沢な空間となります。天気が良ければ天の川もくっきりと見え、“星降る夜”という表現がぴったり。目の前の広大な景色を眺めていると、抱えていた悩みが小さく感じられそうですね。

ホテル周辺には、ありのままの大自然を感じる秘密の入り江や遊歩道が広がっています。自然に囲まれながら進んでいく道中は、わくわくする冒険のよう。遊歩道の先端からは、丸い水平線と雄大な太平洋の美しい絶景を眺められ、自然の美しさに心が洗われます。太陽に照らされた海は底が見える程青く澄んでいるので、日が高く出ている午前中に散策するのがおすすめです。ホテルに戻ったら、ジェラートやドリンクが楽しめる「カフェ＆バー」でほっと一息を。

土佐くろしお鉄道の宿毛駅から車で約10分の「宿毛リゾート椰子の湯」。全室オーシャンビューの絶景や豊富なお風呂が楽しめる温泉宿です。近くには「咸陽島（かんようとう）公園」があり、お花見やキャンプなど四季折々の楽しみ方ができます。冬になると、咸陽島公園やホテルの露天風呂からは"幸運の夕日"とも呼ばれる大きな「だるま夕日」も見られますよ。

ホテルは宿毛湾に浮かぶ景勝地「威陽島」を見下ろす高台に位置しており、全室から雄大な自然を望めます。大きな窓から入ってくる海風が心地良く、日常のストレスや旅の疲れも飛んでいくよう。また季節ごとの体験プランが充実しており、「四万十川」の川下りやシュノーケル体験など自然を体感できるアクティビティも人気です。高知の自然と触れ合う時間は、忘れられない思い出になるはず。

夕食は、お食事処「椰子」にて。カウンターには生簀もあり、鰹のたたきやフグの唐揚げなど宿毛湾で獲れた新鮮な海の幸をふんだんに使った本格的な魚料理を味わえます。量にも質にもこだわった料理長自慢の海鮮懐石料理は、心に染み渡るような優しい味わい。旬の食材に栄養をいただけば、心も身体も自然と回復していきます。

この宿の大きな魅力は、宿毛湾を望む温泉。御影石で作られた三段の棚田状露天風呂にはぜひ入っておきましょう。宿毛湾と溶け合うような絶景は、まさに“宿毛の特等席”。最前段はベッド状の寝湯となっているので、頭の先からつま先まで全身の力を抜いてリラックスできます。露天風呂やうたせ湯、足湯などその他のお風呂も豊富なので、飽きずに温泉を満喫できます。時間とともに表情を変える太平洋を眺めながら、日頃の疲れを思いきり癒やして。

「高知龍馬空港」から車で約15分の場所にある「コテージ シーサイド手結」は、プライベート感たっぷりな一棟貸切タイプのコテージです。近くには海水浴場やゴルフ場、サイクリングコースなど、さまざまな施設が充実しているのも嬉しいポイント。他の宿泊客もいないので、誰にも邪魔されない自由なリゾートライフを満喫しましょう。

面積は131㎡と広大で、2階建ての3LDKに洗面所や浴室、バルコニーが付いた贅沢な造り。2階には和室が2部屋もありますよ。1階のリビングダイニングは壁一面の大きな窓から海が見え、吹き抜けも相まって気持ちの良い開放感を味わえます。日常から離れてゆったりと過ごせるので、心の療養にもぴったり。最長で1週間ほど滞在でき、宿泊できるのは最大12名。大人数で泊まれるので、3世代旅行や仲の良い家族とのグループ旅行にもおすすめです。

宿から徒歩約10分にあるシュノーケルスポット「塩谷海岸」には、岩場や潮だまりで生き物観察ができますよ。海で濡れてもお部屋に洗濯機があるので、おもいっきり遊べます。お食事は外食の他、みんなでお料理を楽しむのも◎キッチンには電子レンジやお皿などが完備されており、気軽に料理が楽しめます。事前予約すればバルコニーでバーベキューも可能です。自分たちならではの楽しみ方を探すのも、一棟貸しステイの醍醐味ですね。

2階のデッキには、海を一望する贅沢なジャグジーバスが。気泡の入ったお湯にゆっくり浸かれば、全身がゆるりとほぐれていきます。近くの海で海水浴を楽しんだあとに入るのも気持ちいいですよ。朝日や夕日を眺めながらのジャグジーは、この上ない優雅な時間。南国のような雰囲気に包まれるプライベート空間で、ゆったりと過ぎる時間を楽しみましょう。

風に揺れる木々の音や木漏れ日の優しい光に包まれて、森林浴を満喫したい…。そんな方は深い緑に囲まれたマウンテンビューのホテルがおすすめ。季節ごとに色とりどりの風情ある景色を眺めたり、遠くから聞こえる川のせせらぎに耳を澄ませれば、自然の美しさに心が優しく癒されます。目と心の保養をしたい方には、山の見える自然豊かなホテルがぴったりです。

JR高知駅から車で約30分、「工石山」や「鏡川」などの雄大な自然に囲まれた場所に「オーベルジュ土佐山」があります。オーベルジュとは“泊まれるレストラン”のこと。ただ泊まるだけではなく、土佐ならではのごちそうを心ゆくまで堪能できるのが魅力です。日常から離れて木々のささやきと鳥のさえずりにそっと耳を傾ければ、心の隅々まで浄化されていきます。

客室はホテル棟12室とヴィラ4棟の計16室で、どのお部屋も極上の癒やし空間。室内は杉や檜などの木のぬくもりにあふれ、地元産の土佐和紙や土佐しっくいも使われています。余計なものを削ぎ落とした静けさの中に聞こえてくるのは、どこか懐かしいような自然の音。窓の向こうには山々の緑が広がり、不思議と安心感に包まれていつの間にか夢の世界へ…。

夕食には高知のブランド牛を贅沢に使用した「土佐あか牛のわら焼きステーキ」をはじめ、土佐山の自然の恵みを活かした絶品料理が並びます。ホテルのある地域・土佐山は、「平成の名水百選」に選ばれた清流「鏡川」の水をはじめとする美しい自然のある場所。ここで栽培される珍しい秋のたけのこ「四方竹」や名産品の柚子などの素材を活かした料理を食べると、美しい自然の力が染み渡るようで元気をもらえます。

旅の疲れや日々のストレスは、土佐山の自然と四季を満喫できる天然温泉でほぐしましょう。火照った頬を撫でる優しい風が木々を揺らし、サラサラと心地良い音が耳をくすぐります。窓から眺められるのは、新緑の緑や渓谷の紅葉など四季折々の自然。温泉と自然の相乗効果で、より深い癒しを感じられますよ。お風呂に行く度に新しいバスタオルとフェイスタオルを渡してもらえるのも嬉しいですね。

この宿は、周りを囲む土佐山の美しい自然も魅力のひとつ。四季によってそれぞれ全く異なる景色が広がり、6月上旬～中旬にかけての時期には、ホタルを見ることもできます。ゲンジボタル・オバホタル・ヒメボタル達が夜空を舞う姿はとても幻想的。他にも、春の「嫁石梅まつり」、秋の彼岸花、冬の「清流鏡川棚田キャンドル」など季節ごとの見どころがあるので、ぜひ季節を変えて訪れてみて。

土佐くろしお鉄道の奈半利（なはり）駅から車で約30分。山の中にひっそりと佇む秘境の隠れ家のような「北川村温泉 ゆずの宿」は、木のぬくもりを感じる2階建ての宿。開放的なロビーは吹き抜けになっていて、上下についている大きな窓からは緑豊かなマウンテンビューが見渡せます。到着してすぐにこの景色を見れば、長旅の疲れが包み込まれるような感覚に。

全14室の客室は、木々のぬくもりが漂うあたたかな空間。「ダブル」「ツイン」の他、檜のお風呂が付いている「和洋室タイプ」の3種類があり、旅のスタイルや好みによって選べます。窓を開けると、聞こえてくるのは川のせせらぎ。窓から雄大な自然を眺めながら、まったりとした時間を心ゆくまで満喫しましょう。

夕食は、北川村の新鮮な野菜や山川の幸をいただく会席料理。丁寧に作られた品々が並ぶ中、「北川村の鹿肉ロースト」は特に人気です。なかなか食べる機会のない鹿肉ですが、口の中に広がる芳醇な味わいは病みつきになりそう。他にも金目鯛の煮物や土佐和牛のロースト、桜海老のかき揚げなど、その時期の旬な食材をベストな調理法で提供してもらえます。

夕食を堪能したら源泉100％の温泉へ。まるで化粧水に浸かっているようにとろっとろで、しっとりもちもちのお肌が期待できる“美肌の湯”です。周りを気にせずのんびり温泉を堪能したい方は、「信楽焼」の浴槽が趣深い貸切温泉もぜひ予約しましょう。女性用にゆずが香るアメニティのプレゼントがあるのも嬉しいですね。お風呂上がりは、広々とした「湯上りラウンジ」でぼーっと涼みながら待ち合わせを。

JR吾桑駅から車で約5分の「千年の美湯 そうだ山温泉 和 YAWARAGI(ヤワラギ)」。周囲には空を近くに感じる絶景スポット「四国カルスト」もあり、豊かな自然に囲まれたステイができます。普段の生活から離れて、深い自然の中で静かに癒されたい時におすすめの宿です。

客室は、和室を中心とした風情ある空間。窓の外には豊かな緑が広がり、心まで深呼吸できるような澄んだ空気に満ちています。こちらは半露天風呂＆テラス付きの和洋室。テラスのソファやハンモックに腰かけて、自然の音に耳を澄ませましょう。

源泉かけ流し半露天風呂付の限定3室の離れも人気です。それぞれ異なる趣の空間と半露天風呂が楽しめるので、好みのお部屋を探してみましょう。「離れ宿　こもれび」には、ウッドデッキを歩いた先にこんな素敵なツリーハウスも。わくわくするような隠れ家で、ロマンたっぷりの時間を過ごせます。

夕食は3種類のお鍋が魅力的。黒毛和牛を贅沢に使ったしゃぶしゃぶや、伊勢海老が豪快に乗った海鮮鍋に加え、珍しい「山くじら鍋」から好きなお鍋を選べます。山くじらとはイノシシのことで、ゴロゴロと入った具材のだしが染みていて絶品です。新鮮な食材には自然のエネルギーがたっぷり。お腹いっぱいいただけば、心も身体も元気になりますよ。

広々とした内風呂と開放的な露天風呂で堪能できる温泉は、四国随一の湯量と優れた泉質が自慢。「千年の美湯」といわれ、健康と美肌に効果のある名湯として県内外の多くの方に好かれています。「四万十川」でのカヌー体験など、アクティビティで思いきり身体を動かした後の温泉も格別！どっぷり浸かって芯からあたたまれば、心の中に風が吹くように、とても清々しい気持ちになれます。

「土佐和紙工芸村くらうど」はちょっと珍しい"泊まれる道の駅"。仁淀川のほとりに佇み、JR伊野駅から車で約15分の距離に位置しています。名前に「和紙工芸村」とあるように、ここでは土佐和紙の紙すきやはた織りなど、伝統工芸品の製作体験ができます。普段はなかなかできない体験を通して長い歴史に思いを馳せれば、過去から現在、そして未来の自分の生き方にも自然と向き合えそうですね。

全12室の客室は、シンプルで無駄のない心落ち着く空間。窓から望める仁淀川のキラキラとした川面や山の緑が、心を優しく包み込んでくれます。窓越しに眺める山の景色は、春夏秋冬それぞれの季節で違う表情に。四季の移ろいや静かに流れる時間を感じながら、忙しない日常で疲れた心を整えましょう。

ここに泊まるならぜひ体験したい伝統工芸。はた織り体験では好みの色合いでランチョンマットやマフラーなどが作れ、全国的に名高い土佐和紙の紙すき体験では、自分だけのオリジナルはがきや色紙を作れます。自作のはがきに感謝の言葉を添えて、年賀状としてお世話になった人に送るのもいいですね。時間を忘れて没頭できる創作のひとときは、心や頭をリセットさせてくれます。身体を動かしたい方は、仁淀川でのカヌーやラフティングもおすすめ。

大きな窓から中庭を望むレストランでは、自然豊かな土佐の素材を活かしたフレンチ中心のおもてなしを堪能できます。シェフが厳選した旬の素材や地元農家の新鮮野菜が使われており、食材の豊かな味わいが魅力。まるで森林浴をしているような景色の中で食べる料理は、身体だけでなく心の栄養補給にもなりますよ。

ディナーの後は、仁淀川の伏流水を薪で沸かしたお風呂でリラックス。季節ごとにアレンジを加えた独自の薬草ブレンド湯に、露天風呂やサウナなども充実。道の駅の宿泊でここまで本格的なお風呂が楽しめるのは驚きですが、良い意味で期待を裏切る極上のお風呂体験になること間違いなし。柔らかな蒸気と薬草の香りに包まれて、芯からリフレッシュしましょう。

オーシャンビューもマウンテンビューも、高知には甲乙つけがたい魅力的なホテルがたくさんあります。海や山を眺めながらゆったりと過ごす時間は、お疲れ気味の女子の心を優しく癒やしてくれるはず。同じ風景の繰り返しだった日常から離れて素晴らしい景色を眺めれば、心の洗濯ができてまっさらな自分を取り戻せます。高知には絶景に加えて美味しい海山の幸や温泉も多くあるので、たっぷり癒されるご褒美ステイをぜひ楽しんで。