夏はバイクツーリングを楽しもう！全国の人気絶景ロード5選

ツーリングは、本来の旅に加えて、進んでいく行程も楽しむもの。初めての土地を運転する緊張感、そして、これからどんな楽しいことが待っているんだろうかというワクワク感。これこそが、ツーリングの醍醐味です。

それでは、バイクツーリングで人気の全国のロードを5か所ご紹介いたします。

日本有数の人気のワインディングロード

ビーナスラインは、長野県の茅野市から上田市に至る約70㎞の観光道路。ライダーなら一度は行きたいツーリングロードとして人気です。高原地帯を走るビーナスラインは、視界を遮るものが一切ないから爽快にバイクを走らせることができます。曲がりくねったワインディングロードは、バイクを操縦している感たっぷり。

■美ヶ原高原美術館

ビーナスラインの最高地点には、美ヶ原高原美術館があります。広大な草原の敷地にさまざまなモニュメントが展示されているちょっと変わった美術館。天気がよければ、大パノラマの絶景も楽しめます。

■霧の道

ビーナスラインを霧ヶ峰高原方面にバイクを走らせると、「霧の道」という休憩スポットに到着します。ここで、名物の鹿串焼きやじゃがバタを食べながら、おやつ休憩をしてはいかかでしょうか。

日本百名選に名を連ねる伊豆半島を縦断するワインディングロード

伊豆スカイラインは、熱海峠から天城高原まで伊豆半島を縦走する観光道路。伊豆半島の尾根に沿って走る車線が広く、路面も綺麗なワインディングロードです。ここを走るだけのために、伊豆スカイラインを訪れるライダーも少なくありません。

相模湾・駿河湾・富士山などの雄大な景色が魅力

伊豆スカイラインは、富士箱根伊豆国立公園地帯を走る道路。そのため、ツーリング中には、相模湾、駿河湾、富士山、箱根山、天気が良ければ伊豆七島に伊豆東部火山群を眺めることができます。伊豆スカイラインにはビュースポットがあるので、雄大な景色を満喫して。

■峠の茶屋

「峠の茶屋」は、伊豆スカイラインの途中にある茅葺屋の食事処。人気のメニューは、「つけとろ」。冷たい盛りそばを鰹だしの汁ととろろ汁の2種類につけていただきます。とろろは、伊豆の山中で育った自然薯を使用。蕎麦に粘り気のあるとろろがたっぷりと絡みつき、とても美味しいです。

ツーリングに不慣れでも楽しめる道路

秋吉台道路は、山口県道32号萩秋吉線の一部で、日本最大のカルスト台地である秋芳台の中を走る道路です。道幅は少し狭いですが、平原を走る道路は、ツーリングにまだ慣れていない方にも十分楽しめます。

約3億5千万年前の大地を疾走

秋芳台は、約3億5千万円の歳月をかけて石灰石によってできた台地です。そんな自然が作り出した壮大な自然の中をバイクで疾走できるのが「秋芳台道路」。緑の平原の中に、まるで羊のように白い石灰岩が並ぶ姿に感動せずにはいられません。

■秋芳洞

秋芳台の地下100ｍの場所に、日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」があります。洞内の温度は、一年を通して17℃と一定。そのため、冬は温かく、夏は涼しく感じます。洞内には、石灰によって造形美が広がっています。観覧所要時間は、およそ40～60分。秋芳台道路を走る機会があったら、ぜひ、訪れてください。

■秋芳白糸の滝

秋芳台から県道31号線を厚東川の上流へと向かっていくと、「秋芳白糸の滝」という高さ30ｍ、横幅10ｍの美しい滝に出会うことができます。「秋芳白糸の滝」の前では、夏になると流しそうめんを食べることができます。ツーリングで熱くなった体をクールダウンさせるのに、滝とそうめんはとっても役立ってくれはずですよ。

世界でもレアな砂浜を走れるドライブウェイ

石川県にある「千里浜なぎさドライブウェイ」は、世界的にも珍しい砂浜を車で走れるドライブウェイです。もちろん、砂浜を車で走れるのは、日本では「千里浜なぎさドライブウェイ」だけ。

波しぶきをあびて映画のごとく走れ

水平線を横目に、波打ち際を走れるなんてまるで映画のワンシーンのよう。アスファルトの道路とは、まったく違った柔らかく、でもしっかりとした感じの砂浜の道路は、実際に走った人にしかわからない感覚。波しぶきをあげて、カッコよく砂浜を走り抜けてみて。

■サンドアート

ひとつひとつの粒が小さく大きさの揃った千里浜の砂を使ったサンドアートが、毎年4月～10月の間見ることができます。砂のお城などさまざまなデザインのサンドアートは、見ているだけで楽しくなってしまいます。

■千里浜レストハウス

千里浜の砂浜から徒歩1分のところに、「千里浜レストハウス」というお土産屋さんがあります。このレストハウスは、お土産だけでなく食事もできるようになっており、千里浜だけでとれる“白貝”や能登沖で獲れた魚とイカを練り上げたものを食べることができます。

■白貝

■いかだんご

瀬戸内海を横断する海上のドライブウェイ

しまなみ海道は、本州（広島県尾道市）と四国（愛媛県今治市）を結ぶ瀬戸内海を横断する道路。美しい瀬戸内海や点在する島々を眺めながらのツーリングは、最高に気持ちが良いです。

サイクリングの聖地では自転車でツーリング

瀬戸内海を横断する道路は、瀬戸大橋と明石大橋がありますが、この2つは自転車の通行ができません。しまなみ海道は、自転車が通過することのできる道路です。世界においても「サイクリストの聖地」として注目を浴びているしまなみ海道。

バイクツーリングではなく、自転車を借りてサイクリングを楽しむのもありです。しまなみ海道では、数か所で自由に相互乗り捨てができるレンタサイクルのターミナルがあるので、利用してみはいかかでしょうか。バイクとは違ったツーリングが楽しめそうです。

■因島水軍城

因島水軍城は、日本遺産に認定された“村上水軍”に関する資料を展示した城型資料館です。南北朝時代から室町・戦国時代にかけて活躍した村上水軍の歴史に触れることができます。

■朱華園

尾道市といえば「尾道ラーメン」。しまなみ海道を走る前に、朱華園の中華そばで腹ごしらえしましょう。平打ちの細麺が特徴の朱華園の麺で、スープは魚介ベースのあっさり醤油味。美味しい尾道ラーメンを求めている方は、一度食べてみて。

ツーリングは、思い立ったらすぐに実行できるといのが最大のメリット。今回、ご紹介したツーリングロードを参考に、素敵なツーリングを楽しんでください。