「ひとり時間」を作るため…。ひとり旅に出よう！おすすめエリア6選／国内

いつもどこか無理をして、気を張って生きていませんか？人や情報であふれた都会はたまにしんどくなる、家にいても気分がすっきりしないな～なんて。がんばることや笑顔でいることってすてきだけど、たまには「がんばらないで」のんびり過ごす時間も大切ですよ。都会を抜け出して肩の力をぬいて、気ままに過ごすひとり旅に出かけませんか？

美しい景色に癒されること、自然に包まれること、ただただぼーっとすること、都会にいるとかんたんなようで難しいですよね。いま当たり前だと思っていることが、もしかしたらすこしストレスになっていることもあるかもしれません。すこし立ち止まって、大切な自分と向き合う時間をつくってあげましょ。「ちょっと疲れたな」って思ったらそれは旅に出かけるサインですよ。

日本にはひとり旅にぴったりな癒しのまちがたくさんあります。今回は全国のひとり旅にぴったりなエリアと、そのエリアでのおすすめの過ごし方をご紹介します。海、森林、芸術、食などそのエリアにしかない魅力的なものが、ゆたかで心地のよい時間を与えてくれますよ◎

観光地として圧倒的な人気を誇る「鎌倉」は、いつ訪れても人が多くて落ち着かない…なんて思っていませんか？じつは鎌倉には、古き良き風情を感じられるしずかなエリアがあるし、いつもはにぎわう場所も時間帯によって雰囲気が変わるんです。ほっとひとりで落ち着ける場所をチェックしてみてくださいね♪

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鎌倉駅からバスで12分ほどのところにある「報国寺」。徒歩では25分くらいかかりますが、鎌倉の町並みを眺めながらおさんぽがてら行くのも気持ちがいいですよ◎

本堂裏には2,000本以上の孟宗竹(もうそうちく)と呼ばれる竹が広がっています。その幻想的な美しさから別名「竹寺」とも呼ばれているんですよ。晴れた日の木漏れ日や、雨の日の瑞々しさなど、思わず言葉を失うほどの神聖な空気が流れます。ぼーっと眺めて心落ち着くひとときを…。

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お寺の入り口にある枯山水の庭園では、濃淡のコントラストが美しい「苔」がお出迎えしてくれます。玉苔をはじめとする数十種類の苔が生息しているのだそうです。竹林だけではなく、ここにも素晴らしい景色が広がるので見逃せませんね♪

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竹の庭にある「休耕庵」ではお抹茶をいただくことができます。目の前に広がる竹林を眺めながらいただく抹茶の味は格別ですよ。雑音のない竹林の静けさが心にすーっと染み渡ります。都会の喧騒から解き放たれ、身も心もリフレッシュさせませんか？

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鎌倉駅から海側にすこし歩いたところには、「材木座」というエリアがあります。このあたりは駅前に比べて人が減り、のんびりとした時間が流れています。海沿いには商業施設ができ、おしゃれな個人商店も増えてきて、おさんぽするだけでも楽しいですよ◎砂浜を歩いたり、夕焼けに染まる水平線を眺めたりして、のんびり過ごしてみましょ。晴れた日には富士山も見えるみたい♪

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おさんぽして小腹が空いたらカフェでスイーツでもいかがですか？古民家をリノベーションした「John(ジョン)」は、ギャラリー併設の落ち着いた雰囲気のカフェ。季節によって変わるケーキや焼き菓子などは素朴でやさしい味わいです。

おとなりには「STOVE(ストーブ)」というお店があり、アメリカン・ヴィンテージの日用品やオリジナル家具が販売されています。Johnとこちらの2店舗はご夫婦で経営されているんです。どちらも落ち着く空間で、ゆっくりとした時間が流れています。きっと何気ない時間の大切さに気づかされるはず。

こちらは材木座海岸のすぐ近くにある「ミルコーヒー＆スタンド」。タイル張りのかわいい外観が「いらっしゃい」とほほ笑んでくれているみたいです。サンドイッチやケーキ、クッキーなどはコーヒーとの組み合わせが最高です。

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店内も落ち着きますが、テイクアウトして海辺で過ごすのがおすすめ。春夏のさわやかさや、秋冬ならではの哀愁など、季節によって変わる雰囲気も楽しみのひとつです。ぼーっとする時間で心のリフレッシュを…♪

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日中はにぎわっている鎌倉も、朝はさわやかで落ち着いた空気が流れます。自分のペースでゆっくり参拝できたり、のんびりおさんぽができたり、朝ならではの時の流れを満喫しましょ♪絶品モーニングが楽しめるお店もあるので、早起きして出かけてみませんか？

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こちらは鎌倉駅西口から徒歩5分ほどのところにある「GARDEN HOUSE(ガーデンハウス)」。海外の庭園にいるような緑であふれたテラスが気持ちよくて、ランチは行列必須のレストランなんですよ。そよ風を感じながら朝のコーヒーをいただけば、すてきな1日のはじまりです♪

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モーニングメニューでおすすめは「オリジナルバターミルクパンケーキ」。味は3種類の中から選ぶことができて、「ベーコン＆エッグ」はパンケーキの甘さとベーコンの塩気がたまりません。おしゃれなモーニングで気分を上げていきましょ◎

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夜は観光客が減り、地元の人がちらほらと…。都内にはない静寂がまちを包み込み、ひとり時間を過ごすのにぴったりの雰囲気になります。ホテルでゆっくり過ごすのもいいけど、鎌倉の新鮮な食材を使ったお料理を食べに出かけませんか？夜風に当たるのもいいリフレッシュになりそう◎

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鎌倉の新鮮な食材がいただける「鎌倉 秋本」。たくさん歩いておなかも減ったことだし、地元野菜を使った定食や天丼など、がっつりごはんを食べませんか？ひとりでも気楽に過ごせる落ち着いた雰囲気なので、リラックスしてお料理を楽しみましょ。

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こちらは4月～12月の間のみメニューに並ぶ人気メニューの「生しらす丼」。漁の状況によっては提供されないこともあるので食べられたらラッキーですね♪釜揚げしらすと生しらすを思う存分堪能できる一品です。新鮮な生しらすは、このエリアならではですね。

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神奈川県小田原市にある「根府川」は、歴史情緒あふれ、ゆるやかな空気が流れるひとり旅におすすめのエリアです。「JR根府川駅」は海の見える駅として「関東の駅百選」に選ばれるほど有名。駅に降り立った瞬間、目前に広がる相模湾の美しさに日常を忘れるはず。

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相模湾に面して立つ「江之浦測候所」は、自然と建築の調和を体験できる場所です。海も空も光も音もすべてが地球が生むアートのひとつであるということを再確認し、その中で生きることができる幸せに気づくことができるはず。根府川駅からは無料送迎バスを利用して行きましょ◎

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上の写真で突き出ているところは中に入ることができて、相模湾の大パノラマを望めます。季節、天気、時間によってひとつとして同じ景色がないので、そこでの景色との出会いは一期一会。その美しさにはきっと心が揺さぶられます。心にある悩みや不安もいつの間にかすーっと溶けていくようです…。

根府川駅からの無料シャトルバスで5分ほどのところにある「ヒルトン小田原リゾート&スパ」。相模湾を一望できる全室オーシャンビューの客室はまさに非日常空間です。空と海に包まれるリゾートホテルでのんびり過ごしませんか？

相模湾を眺めながら身体を癒すことができる天然温泉大浴場「相望の湯」。地下1,500mから汲み上げられる温泉は、保温効果が高いので湯上り後も身体がポカポカあたたかいんだそうですよ。深い呼吸をして身体をととのえましょ。

10種類のプールを備えたバーデゾーンは、ヨーロッパのようなおしゃれな空間で気分が上がります♪ほかにもリラクゼーションスパや岩盤浴もあるので、ここで1日過ごせば身体の奥深くからリフレッシュできそうですね。ひとりだからこそ自分のペースでのんびり楽しめます。

日本海に面した自然ゆたかな「富山県」は、のんびりひとり旅にぴったり◎北陸新幹線が開通したおかげで、アクセスしやすくなった富山県は金沢にならび注目の場所。自然だけでなくアートや温泉、グルメなど見逃せないスポットがたくさんあるので充実した旅になりそうです。

「富山県美術館」は、ピカソやミロなど有名画家たちの世界的コレクションがならぶ国内屈指の美術館です。どこを撮っても絵になるほど美しい建築と、新しい切り口で展示された作品に感性を刺激されるはず。レストランやカフェも併設されているので、ゆっくり気の向くままに過ごしてみてくださいね。

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屋外広場には空を見上げているようなかわいいクマの彫刻が展示されています。このクマは富山県美術館のシンボルにもなっていて、フォトスポットとしても人気なんですよ。ぼーっとしている表情のクマを眺めていると、自分までぼーっとできて癒し効果抜群です◎

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「能作」は高岡市にある鋳物メーカーです。高岡市は江戸時代から続く鋳物の産地として有名で、能作は伝統のみにとらわれず新しいものを生み続けています。金属材料から生み出される味わいのある製品は、近年テーブルウェアや花器などとしても注目を集めていますよね。

出典：り・ゆりちんさんの投稿

本社工場のエントランスに足を踏み入れると飛び込んでくる「木型」の壁。能作の製品づくりに欠かせない木型が1つのアート作品のようにならび、その迫力に圧巻されます。社屋では、工場見学やファクトリーショップでお買い物を楽しむこともできますよ。

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鋳物製作体験では実際に鋳物の製作を体験でき、難しさや奥深さを知ることができます。旅の思い出として世界に1つだけのオリジナル作品をつくりましょ♪辛いことがあっても、それを見れば元気が湧いてくる…。そんな作品になるといいですね◎

「リバーリトリート雅樂倶(がらく)」には、現代美術の作家が集まり生み出したアート空間が広がります。それぞれ異なる趣の客室や、施設内には約300点ものアート作品が飾られているなど、洗礼された感性を磨く場所となっています。静かにアートにふれる時間を満喫しましょ。

「リトリート」とは、慌ただしい日常からすこし距離を置いた環境で「本来の自分に戻るための時間を過ごすこと」を意味します。人や情報、コンクリートや排気ガスであふれた日常の世界から離れて、自分をととのえる時間はきっと誰にでも必要です。ひとり旅だからこそできることを、富山の自然とアートに囲まれて叶えましょ◎

全25室ある客室には優雅さ、スタイリッシュさ、遊び心などそれぞれに違った雰囲気があります。お風呂もお部屋によって佇まいが異なるので、好きなテイストをえらんでみてくださいね。

お風呂に浸かったり、景色を眺めたりして、ゆっくり休んでいるとおなかも空いてくる。いつもより気持ちのいい空腹感を満たすのは、和彩膳所「樂味」のうつくしいお料理です。旬の食材がこだわりの器と共鳴し合うように盛り付けられ、目でも感動、味わいにも感動の逸品が並びます。いつもよりゆっくり噛みしめながらいただきたいですね。

出典：MN0002さんの投稿

山陰の秘境「島根県」は、自然ゆたかでのどかなエリアがたくさんあります。「松江城」や「石見銀山」、恋愛に効くパワースポットや玉造温泉など、ひとり旅にぴったりのスポットも♪関東からだと遠いイメージがありますが、飛行機だとあっという間に着くことができるので、観光も思いっきり楽しめます。

出典：aniterさんの投稿

80年の歴史を刻む「旧大社駅」は国の重要文化財に指定されています。明治時代に開業し、大正13（1924）年に改築ののち平成2（1990）年に幕を下ろしました。大正ロマンを感じさせるデザインが美しい駅舎は圧巻です。当時に思いを馳せながら、ノスタルジックな雰囲気に浸りませんか？

出典：MOYANさんの投稿

建物内に入ると、まるで大正時代にタイムスリップしたような感覚に…。和風シャンデリアや当時のまま残された駅名看板や線路は、その時代に生きていないのに懐かしさを覚えます。だれかと待ち合わせをするような感覚で、ベンチに座って読書でもしたいですね。

ホームのベンチ1つにしても、どこか哀愁を感じる佇まい。携帯で写真を撮るのもいいけど、あえてフィルムカメラで思い出の1枚を撮りたくなりますね…。

出典：Past&passionさんの投稿

宍道湖岬に立つ「島根県立美術館」は、やわらかなラインを描いた建築が特徴的。「水と調和」がテーマとなっているため宍道湖に寄り添うような設計が美しいです。幅広い分野の芸術品が揃っているので、ゆっくり見ていると気がつけば数時間経っていた…なんてことも。時間を気にせず過ごせるってしあわせですよね♪

出典：よっち～さんの投稿

ここから見る夕日は「日本の夕陽百選」に選ばれているため、夕日が美しい美術館としても有名なんです。ガラス張りの美術館に映る夕日の美しさも含めて、自然と美術館の調和に心を打たれるはず。美術館自体がアート作品の1つなんですね◎

夕日はエントランスロビーからも見ることができます。壮大な景色は瞬きするのも惜しいほど…。夕焼けから夜に変わりゆく空の景色とともに、心も洗われていくようです。ベンチに腰かけ、沈む夕日を眺めながら黄昏ませんか？

「出雲大社」は縁むすびの神様「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」を祀る神社。縁結びスポットとして特に女性に大人気ですよね♡数千年の歴史を誇る出雲大社の神々しく荘厳な雰囲気は、心が正されるような感覚になります。清らかな気持ちで参道の端を歩きましょ。

拝殿にかけられている大注連縄は迫力があり圧巻。近づけば近づくほど力強さを感じるはずです。良縁を願って気持ちを込めて祈願しましょうね。出雲大社の正式な参拝作法は一般的なものとは異なり「2礼4拍手1礼」なので、気をつけてくださいね。

出典：◯あきさんの投稿

まず1つめがこちら、出雲に来たら必ず食べたいのが「出雲そば」。日本三大そばのひとつと言われているそばで、出雲大社周辺には老舗のお店や名店が揃っています。いつも食べるそばとは違った食感と味わいがクセになりそうです。

出典：パンがやめられない食品会社OLさんの投稿

そしてこちらが2つめ。出雲大社の参道に位置する「福乃和」では、福をもたらすと言われるフグの姿をした「おふく焼き」を食べましょ。なんともかわいらしい表情で、食べるのがもったいないくらい♪丸い形は縁結びや円満を表しているんだとか。食べ歩きにぴったりなので、出来たてをそのままパクッといきましょ♪

ゆるやかな時が流れる、海とくらすまち「伊根」は、京都の北部に位置しています。海に沿ってならぶおよそ230軒の舟屋は、どこを切り取っても画になる風景。ターコイズブルーの伊根湾と山々の発色が美しく調和しています。湾沿いを歩いたり、舟屋の景色を眺めたり、ここで過ごす時間は安らぎをもたらしてくれる。ふだんビルに囲まれているからこそ、海を近くに感じながら過ごせるなんてそれだけでしあわせですよね。

伊根湾を約25分かけてゆっくり周遊する「伊根湾めぐり遊覧船」。きらめく水面やさわやかな潮風を感じながら、海とくらすまちを眺めてみましょ。徒歩では見られない正面からの舟屋や、山と海に囲まれた街並みにきっと心が奪われるはず。とっても気持ちよくて解放感がありますよ♪

遊覧船に乗っていると、空を飛び回るカモメが近づいてきてくれます♪乗船中はエサやり体験もできるので、近くでカモメを見ることができますよ。のびのびと飛びまわる姿に自分を重ねてみると、自然と心がスッキリしそう◎

出典：www.instagram.com(@taec023)

海沿いに静かに佇む「INE CAFE(イネカフェ)」。椅子に座って時間とともに変わりゆく伊根湾を眺めながら寛げますよ。やさしく差し込む光を感じながら読書したり、小さなスケッチブックに絵を描いたりして、ゆるやかな時間を1秒1秒感じながら過ごしましょ。

出典：www.instagram.com(@hogoneko_papa)

木のあたたかみを感じる内装は、初めてなのに居心地がよくてとても落ち着きます。夏はさわやかな風が吹き抜け、冬は暖炉のあたたかみに癒されますよ。

出典：www.instagram.com(@k_2000r_t)

おいしいスイーツとドリンクもいただけます。ケーキやブリュレを合わせていただきたいのがカラフルなソーダ。ターコイズブルーの伊根湾に似た透き通ったブルーやグリーンなどの美しさに、心も身体も癒されます♪海をバックに写真を撮りましょ。

出典：303sqさんの投稿

京都の京丹後市にある「和久傳ノ森(わくでんのもり)」。有名料亭「和久傳」の創業地に植林してつくられた森に、レストランと美術館が入っています。すぐに行けるという距離ではありませんが、遠いからこそ、ここにしかない景色と時間があります。森と建築美に包まれてアートにふれてみませんか？

出典：NoFutureさんの投稿

こちらは世界的建築家である安藤忠雄さん設計の「森の中の家 安野光雅館」。安藤忠雄さんらしいコンクリート打ちっぱなし建築の要素を感じさせつつ、周囲の森に溶け込むような杉板張りの外壁は圧巻です。内部は木を基調とした落ち着く空間で、わずかな隙間から外の光が差し込みます。美術館で外の自然を感じながら絵を鑑賞できるって珍しいですよね。

安野光雅さんの作品は、やわらかい水彩の色合いとやさしいタッチに心がほっこりする世界観がとても魅力的です。見ていると絵の世界に引き込まれるような、やさしく包み込まれているような、そんな気持ちになります。じんわり心があたたまる、そんな体験をしてみてくださいね。

出典：ishikamiさんの投稿

建築や芸術にふれたあとは、レストラン「wakuden MORI(ワクデン モーリ)」でゆっくり過ごしましょ。「MORI」はイタリア語で「桑の樹々」を意味するそうで、桑の木は和久傳ノ森のシンボルツリーでもあります。有名料亭の味を残しながらも、店内はおしゃれで落ち着いたカフェのような雰囲気。内装もお料理もシンプルだからこそ本質を味わえる気がします。

出典：カフェモカ男さんの投稿

こちらは「焼き麩アイスクリーム」。久美浜産のジャージー牛乳を使った、山椒とミルクのアイスクリームです。最中のような焼き麩のサクッとした口当たりはたまりません。あっという間に食べ終わってしまうので、噛みしめながら味わってくださいね♪

「長崎県」は古くから外国への玄関口として発展してきた港湾都市なので、さまざまな文化が入り混じった異国情緒あふれる雰囲気が魅力的。そんなノスタルジックな空気感はひとり旅にぴったりです。「グラバー園」や「ハウステンボス」、五島の教会群などの観光スポットだけでなく、まちのいたるところに都内では見られない景色がたくさんありますよ。時間を気にせずカメラ片手にゆっくり過ごしましょ。

長崎といえば「カステラ」を一番に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか？いろんなところで販売されてるけれど、せっかく長崎を訪れたのなら、数ある中でもおいしいものを食べたいですよね♪甘くて、しっとり、ふわふわのカステラは、長崎ならではの逸品です。

出典：てむさんの投稿

カステラはポルトガルから伝わったお菓子を日本で独自に作り上げた和菓子です。長崎にはカステラの名店がたくさんあって、お土産に大人気。元祖の「福砂屋」をはじめ、「松翁軒」「文明堂」など関東でも名の知れたお店のカステラを本店でいただけるって贅沢ですよね♪

「長崎県美術館」は、中世・現代のスペインや長崎ゆかりの美術品を展示している美術館です。世界的建築家の隈研吾さんが設計したガラス張りの外観は、海と自然光と調和したうつくしいデザイン。刻々と姿を変える自然も美術館の一部。自然との共存の大切さを感じる場所でもあります。

心地よい風が通り抜ける回廊は、2つの棟をつなぐ架け橋のような存在です。きらめく水面を眺めながら、誰にも邪魔されない時間を満喫してくださいね。夕日に染まるガラスも必見なので、時間によってちがう表情も楽しみましょ。

長崎県美術館は展示品や建築だけでなく、屋上から見える景色も魅力の1つ。長崎港を一望できる絶景スポットなので必ず屋上庭園へも行ってくださいね。きっと心がすーっと軽くなっていきます。閉館時間ギリギリまで無料開放されているので、夕焼けから夜空に移ろいゆく空をぼーっと眺めてみては？

屋上庭園のすばらしさは景色だけでなく、足元にある2棟をつなぐガラスの橋。どこを切り取っても画になる美術館ですが、このガラスの橋は海に導いているかのような道筋が感動的です。空に抱かれ、海に溶け込み、山に寄り添う…。いるだけで心洗われていく美術館に行きませんか？

出典：hiro0956さんの投稿

かくれキリシタンの島として知られる「生月島(いきつきしま)」。長崎市内から車で2時間半ほどとアクセスはよくないのですが、守られ続けてきた自然と教会などが力強く存在し、海外みたいな絶景が広がるすごくいい場所なんです。知らないまちに行くのって、冒険みたいでわくわくしますよね♪

1つめはこちらの「山田教会」です。山田教会は1912年に鉄川与助によって設計されたカトリック教会。眺めていると、ここで祈りを捧げた人たちの想いが伝わってきそうです。レンガ造りの外観は心奪われるうつくしさ。内部にはちょっと変わった蝶の羽で飾られたステンドグラスや、特徴的なこうもり天井もあるので必見です。内部は撮影禁止なので心のアルバムに残しましょ…。

出典：koichifunさんの投稿

2つめの「塩俵の断崖」は生月大橋から車で15分ほどのところにあります。柱状節理と呼ばれる玄武岩が海岸沿いに約1kmに渡って見られます。その景色が塩俵が重なった姿に似ていたため、この名前が付いたそうです。この柱がいくつも立っているような形を自然が生んだと思うと、自然のエネルギーの強さを感じますよね。

最後がこちら、島の最北端に建つ「大バエ灯台」は、切り立った断崖に佇みます。灯台としては全国でも珍しい展望台があり、自然が生む雄大な風景を楽しむことができるんです。いつ訪れても美しい景色が広がりますが、おすすめは夕暮れ時。水平線に沈む夕日を眺めていると涙がほろっと流れそうな、感動のうつくしさに酔いしれましょ。

いろんなことから距離を置いて、肩の力をぬいて過ごす時間は大切です。等身大の自分でいられるってしあわせだし、誰にでも必要なことなのに、忙しい日常を過ごしているとついつい忘れてしまいます。ちょっとこの辺で、のんびりとひとり旅に出かけて、身体と心をととのえてあげましょ。全国の癒しスポットがあなたをお待ちしています。