【関東周辺】夏でも長湯♪「ぬる湯」でプチ湯治を楽しめる温泉旅館8選

暑さのせいで食欲が減退し、夏バテ気味の方も多いのではないでしょうか。そんな時は、温泉でリフレッシュして、旅館のヘルシーで美味しい料理を食べる旅に出ませんか？「この暑さでは熱い温泉に浸かり続けるのも大変！」と思うかもしれませんが、39℃以下の「ぬる湯」と言われる温泉があるんですよ。

「ぬる湯」とは、通常の温泉よりもお湯の温度が低い39℃以下の温泉のことを言います。温度が低いので、じっくり長く入浴することが出来、皮膚や呼吸を通じて温泉成分を吸収しやすくなるというメリットがあるとされ、温泉好きの間ではちょっとした人気の温泉なんですよ。今回は、そんな「ぬる湯」を堪能出来る関東周辺のお宿をご紹介します。「ぬる湯」でじっくり体を癒し、ヘルシーな料理で体の中から健康になりましょう！

こちらは、群馬県利根郡川場村にあるお宿です。のどかな田園風景に囲まれており、懐かしい日本の原風景を堪能することが出来ます。お宿の周りにはかやぶき屋根の家屋が並んでいるので、日々の喧騒から離れ、タイムスリップしたような気持ちも味わえますよ。

こちらのお宿には、本館と別館の2つのタイプのお部屋が用意されています。昔、住居として使用されていた時の特色を最大限に活かした造りとなっており、広々としていて居心地の良いお部屋。モダンな造りながら囲炉裏の間などもあり、それぞれ異なる趣を感じることが出来ます。広い部屋で、思い切り足を伸ばしてリフレッシュしましょう。

お部屋には、それぞれに内湯がついています。厳選かけ流しの温泉は温度が低めで、長時間のんびりと浸かるのに最適。本館のお部屋には、なんとテラス＆露天風呂までついているんです！太陽の光をたっぷりと浴びた美しい緑の植物で賑わうお庭を眺めながら温泉に浸かるなんて、贅沢な時間♪

こちらのお宿では、「悠湯里（ゆとり）会席」という、全て地産地消の食材で作られている創作料理がいただけます。旬の味覚たっぷりの色鮮やかな料理の数々は、目でも舌でも楽しめて、思わずカメラに収めたくなりますね。また、体にやさしい朝摘み地元野菜を使った朝食も魅力。日常生活ではなかなか味わえない贅沢な朝のひとときを過ごすことが出来ます。

こちらは、群馬県利根郡みなかみ町にあるお宿です。こちらのお宿の最大の魅力は、その温泉の効能！昔から「川古のみやげは一つ杖を捨て」と詠われるほど、神経痛やリウマチなどに効能がある名湯として多くの湯治客が訪れているのです。デスクワークで凝り固まった体をリフレッシュさせるのにぴったりですね♪

こちらのお宿の周りには、美しい渓流が流れています。四季にあわせて色合いが移ろう大自然の中で、川のせせらぎを聞きながら過ごせば、しっかりリフレッシュ出来ます。お部屋は必要最低限の調度品でシンプルかつ広々とした空間に心安らぎます。まさしく、山の中に佇む秘湯の宿という趣！

名湯「川古温泉」を存分に味わえるのが、こちらのお宿の最大の魅力。40℃弱のぬるめの温泉なので、ゆっくりと効能満載のお湯に浸かることが出来ますよ。大自然に囲まれた露天風呂に浸かれば、日々の疲れやストレスが吹き飛んでいきます！

手つかずの貴重な自然が残った「赤谷の森」への入り口に位置するこちらのお宿は、季節の山菜やきのこなど、旬の食材を使った山の幸料理を堪能することが出来ます。また、清流に作られた養魚場で育てられたイワナといった川魚も絶品！美味しい料理に舌鼓を打てば、日頃のストレスも解消されますね。

こちらは、栃木県那須塩原市湯本にあるお宿。なんと、1200年の歴史を誇る”塩原温泉最古の湯”を楽しむことが出来るのです。昔から、湯治という形で、多くの人々が利用してきた名湯です。また、大自然に囲まれた静かなお宿なので、心も体もデトックスしちゃいましょう。

お部屋は全和室で、湯治に訪れた人々が体をゆっくりと休めるように広々とした造りになっています。食事つきの他に、共同自炊場で自炊が出来る「自炊部屋」もあります。昔ながらの湯治を楽しみたい方には、「自炊部屋」で滞在してみるのもいいですね。

温泉は、「炭酸泉」。リウマチやむちうちなどはもちろん、胃腸病に効果が期待できる名湯としても知られています。「ぬる湯」と熱い湯の2種類があるので、両方試してみましょう。ゆっくりとお湯に浸かることで、身も心もリラックスでき、体の自然治癒力も高まる「プチ湯治」を体験できますよ。

こちらのお宿は、ごはんにこだわりを持っています。栃木県那須産のコシヒカリを使用し、毎食炊き立てで提供してくれます。また、温泉のお湯で作る朝食メニュー「ゑびすや名物、温泉おかゆ」は、ぜひ味わってほしい一品。硫黄分でほのかに塩味がついており、コクが感じられます。「炭酸泉」で炊かれたおかゆは、ふっくらもちもちの食感なんです！

静岡県伊豆の国市。200年以上にわたり、湯治場として親しまれてきた「畑毛温泉」にあるお宿です。このお宿の特徴は、男女それぞれ、2つの湯舟で異なる源泉を楽しむことができること。ナトリウム炭酸水素塩泉の「大仙湯」と、アルカリ性単純温泉の「韮山湯」、それぞれのお湯の特徴を体感してみてくださいね。館内にはアロマ・スパもあるので、ぬる湯とマッサージでとことん疲れた体を癒してあげましょう。

お部屋は和室と洋室がありますが、庭園が見渡せるお部屋や富士山が見えるお部屋もある和室がおすすめ。「ぬる湯」でリラックスした後は、畳の上でゴロンと横になれる幸せ♪落ち着いた雰囲気の中で心静かな時間を過ごせますよ。

こちらの温泉は、湯温が低いため、じっくりと浸かることが出来るのが特徴です。じっくり浸かることで、湯冷めしにくく、美肌や疲労回復なども期待できる夏にオススメの温泉。女湯には女性をイメージした丸い浴槽と、初夏にはツツジなど自然が楽しめる露天風呂があり、広々とした湯船は思わず手足を思い切り伸ばしたくなっちゃいます♪

食事は、四季の彩りを感じることが出来る、駿河湾・相模湾の海の幸、中伊豆の山の幸を使った会席料理。また、特製の薬膳粥をはじめとした体にやさしい朝食が、疲れた体にしみわたります。温泉で癒されるだけでなく、体の中から健康になれる素敵なお宿ですよ！

「下部温泉　下部ホテル」は、山梨県南巨摩郡身延町にある、1万坪の庭園に囲まれた温泉宿で、思い切り羽根を伸ばすことが出来ます。「下部温泉」の歴史は非常に古く、およそ2000年もの間、人々から愛されてきました。また、かの有名な武田信玄の隠し湯としても知られる由緒正しい温泉の力を味わってみてくださいね。

スタンダードな和室のお部屋だけでなく、ワンランク上の特別室や、名優石原裕次郎氏ゆかりのお部屋、日本美を堪能出来るレトロな和室など、お好みのお部屋が選べます。どの部屋にも大きな窓があり、明るい空間にホッと一息つけますよ。窓から緑を眺めながら、のんびり過ごす贅沢な時間を楽しんでくださいね。

「日本の名湯百選」に入選した温泉は、「自然のままに心のままに」というコンセプトが感じられる、風情漂う12もの湯船で堪能出来ます。温冷浴が可能な低温泉で、長くじっくりと浸かることで、全身の緊張がほぐれていくでしょう。武田信玄公が合戦で受けた傷を癒しに来た伝説の残る温泉で、思い切りリフレッシュしてくださいね。

山梨の魅力を凝縮した里山料理を食べられるのも、こちらのお宿の魅力です。また、炭火でじっくりと焼き上げた、戸川渓谷の清流で育った山女魚は、臭みがなく身が引き締まっていて、川魚が苦手な方にもおすすめ！夕食後は、毎晩開催されている「信玄出陣太鼓ショー」と、お客さんも参加できる「餅つき大会」の会場となっている水のラウンジへ。つきたてホカホカのお餅が食べられる貴重な機会をお見逃しなく！

こちらは、山梨県山梨市上岩下にあるお宿です。明治8年に建てられた旧館には、1300年の歴史を持つ28.2℃の冷泉の源泉があります。また、宿泊専用の新館には、ゆったりと落ち着ける客室に、囲炉裏のある食事処があり、どこか懐かしさを感じさせてくれます。何もしない時間を大切に、ゆるりと過ごせるお宿での贅沢な時間を満喫しましょう。

明るい日差しが降り注ぐお部屋は、落ち着いた和の空間。大きな窓から見える景色はとてものどかで、ゆったりした時間の流れを体感できます。また、天気が良ければ、山なみの上に富士山の山頂が見えることも。女将が厳選したくつろぎ着に袖を通して、思い切り羽を伸ばしましょう。

1300年の歴史を持つ温泉は、泉温28℃という「ぬる湯」です。源泉そのままの湯船と、加温して熱くした湯船の2種類があり、どちらも源泉かけ流しとなっています。2つの湯船に交互に入ることで、血行が促進され、体の芯からポカポカに。建物内に泉源があるので、いつでも新鮮なお湯を楽しめるのも嬉しいですね。

囲炉裏付きのテーブルで味わうことが出来る料理も、こちらのお宿の魅力です。「富士山麓牛」や「甲州ワインビーフ」など、山梨ならではの食材を堪能出来ますよ。また、料理とのマリアージュをテーマに100％山梨県産のぶどうで醸造された「山梨ワイン」もおすすめ。日頃頑張っている自分へのご褒美に、美味しいワインを楽しみましょう！

こちらは、新潟県魚沼市栃尾又温泉にあるお宿です。創業なんと約400年！今の館主さんは、なんと二十五代目です。それだけ多くの人が、こちらの温泉に湯治に訪れているのです。温泉の薬効が高く、「万病の湯」と呼ばれています。

湯治に訪れるお客さんが、心と体をしっかりと休めることが出来るように、お部屋は極力シンプルな空間になっています。温泉でしっかりとデトックスした後は、お部屋で思いっきりゴロゴロしちゃいましょう。渓流に面したお部屋では、川の音をBGMにウトウト…。とびきりの癒しの時間になりそうですね。トイレ付のお部屋やベッドタイプのお部屋もあるので、好みに合わせて選んでみて。

こちらの温泉は、約35℃の「ぬる湯」です。この地方では昔から、ぬるい湯になるべく長く入り、上がる時にさっと熱い上がり湯で温まって出る「長湯」という入浴方法が親しまれてきました。温泉を囲む美しい山々を眺めながら、その静けさの中で日々の疲れを癒しましょう。

こちらのお宿では、湯治にあわせた健康志向の「湯治食」が用意されています。野菜、肉、魚がそれぞれバランス良く、郷土料理を堪能することが出来ますよ！また、お米はもちろん「魚沼産コシヒカリ」♪体に優しい一汁四菜で、体の中からも健康になりましょう。

こちらは、新潟県南魚沼郡湯沢町にあるお宿で、鎌倉時代から続く、700年の歴史を持つ名湯です。戦国時代の武将・上杉謙信が訪れた隠れた秘湯として知られています。また、眼病に効果がある、珍しい「眼の温泉」としても有名です。

明治2年に建てられた客室のある本棟は、木造の2階建て。木のぬくもりが感じられる、伝統あるお部屋になっています。飴色の梁が印象的な広々とした和室は、ゆったりと寛ぐことの出来るリラックス空間。窓から見える美しい自然を眺めながら過ごす時間は格別です。

こちらの温泉は、江戸時代から「眼の温泉」として知られ、眼病に効くと言われています。眼精疲労やドライアイなど、パソコンやスマホで疲れた目を癒してくれますよ。また、こちらでは「長湯」入浴法が今も守られており、「ぬる湯」にゆっくりと長く浸かることを大切にしています。体の芯から温まり、しっかりとデトックスしましょう。

極上の「南魚沼産コシヒカリ」と一緒に食べる旬の食材を活かした料理も、こちらのお宿の魅力の一つです。契約農家さんから玄米のままで仕入れた炊き立てのお米は、白く輝いていますよ！また、米どころならではの美味しい地酒もたくさん！清らかな水と、南魚沼産のお米で作るお酒を飲みながら、贅沢な時間を味わいましょう。

暑い夏は、日中外に出るだけで体力を消耗しますし、なかなか疲れが抜けずに食欲まで減退して、夏バテになってしまいますよね。そんな季節だからこそ、「ぬる湯」にゆっくりと浸かり、身も心もリラックスしましょう。さらに、ヘルシーで美味しい料理を食べて、体の中からもリフレッシュ！日頃頑張っている自分へのご褒美として、ちょっと足を伸ばして、「ぬる湯」のある温泉宿で”プチ湯治体験”してくださいね。

今回紹介したお宿の他にも、この季節に楽しめる「ぬる湯」の温泉宿がありますので、こちらの記事もぜひご覧くださいね！