2022年04月09日
これからの旅は「エシカル」に。地球にやさしく楽しむ7の方法+おすすめエリア3選/全国
最近よく耳にする「エシカル」「サステナブル」「SDGs」。少し難しいように聞こえるこの言葉たちですが、でも実はとっても簡単で、身近なことからすぐに実践できるんです。たとえばマイバッグを持つことも、マイボトルを持つことも立派なエシカルな選択。これらの考えを旅の間ももつことで、わたしも地球も心地よく旅行を楽しみませんか?この記事ではエシカルに旅を楽しむための7つの方法と、おすすめの旅先を3か所ご紹介します。エシカルに素敵なトラベルライフを楽しみましょう♩
貧困や人権問題、気候変動、動物福祉など、毎日のようにニュースで耳にするさまざまな課題。日本で暮らしているとあまり現実味が感じられなかったり、どこか遠い国の出来事のように思えたりするかもしれませんが、どれもわたしたちと無関係な話ではありません。そのことにほんの少し心を寄せてみると、旅の楽しみ方もひと味違ったものになるはず。あなたの思いやりひとつで、国籍・人種の異なる人々や野生動物たち、海や森林などの自然をもっと元気にすることができるかもしれませんよ♩
手軽にエシカルを実践できる方法のひとつが、旅行にマイボトルを持っていくこと。廃棄されるペットボトルやプラスチック容器を減らして、海に流れ着いたゴミが動物を傷つけるのを防いだり、ゴミを燃やすときに発生する温室効果ガスを削減したりすることができます。マイボトル持参で割引が受けられるカフェなども増加していて、お財布にもやさしい♡自分にも地球にもいいことづくめで、気持ちよく旅が楽しめるはずですよ◎
レジ袋の代わりにマイバッグを使って、プラスチックゴミを削減することもエシカルな行動のひとつ。旅行中は何軒ものお店をはしごすることが多いので、買ったものをまとめて収納できるマイバッグは重宝します。場面に合わせて使い分けられるように、サイズの異なるものをいくつか持ち歩いておくとさらに便利。最近はおしゃれなマイバッグも多いので、ファッションとのコーディネートを考えるのも楽しいですよね♩
旅行中の移動には、可能な限り電車やバスなどの公共交通機関を使うのがおすすめ。自動車から排出される二酸化炭素や大気汚染物質を削減できるので、気候変動や地球温暖化の対策につながります。バイオ燃料や天然ガスなど、クリーンなエネルギーを使う乗りものを選ぶのも◎。駅や車窓から思いもよらない絶景に出合えたり、ふとした瞬間に地元の人の暮らしが垣間見えたりして、移動そのものが大切な旅の思い出になるかもしれません。
最近増加しているのが、環境や地域社会に寄り添ったサステナブルなコンセプトを持つホテル。建物に廃材や地元の自然素材が使われていたり、風力や太陽光などの再生可能エネルギーによる電力で運営されていたり、リネン交換の回数を減らして水資源を節約していたり…ホテルによって取り組みはさまざまです。宿泊料金の一部を動物福祉や開発途上国への支援に充てるホテルなら、泊まるだけで社会貢献活動に関わることもできますよ。
客室に備え付けられているさまざまなアイテムも、ホテルのエシカルなマインドが表れるポイント。自然素材のタオルやナイトウェア、オーガニックにこだわったコスメ、フェアトレードのコーヒーや紅茶など、各ホテルのこだわりが光っています。地球や環境にやさしいものに囲まれていると、自分もゆるりとリラックスできて、心地よく過ごせるから不思議ですよね♪
地域の農家さんや商店などと連携して、エコツーリズムやグリーンツーリズムの体験ができるホテルも増加中。その土地の自然や文化、ライフスタイルなどを楽しく学びながら、地域の魅力や抱えている問題について知るきっかけを与えてくれます。自ら足を運んで感じたことや考えたことは、何ものにも代えがたい財産になりますよ。
旅行中の食事は、地産地消に積極的なお店でいただくのがベスト♩地元の新鮮な食材が美味しいのはもちろんのこと、食材の輸送にかかるエネルギーや包材ゴミが少ないので、環境への負荷も抑えることができます。農家さんや漁師さんの顔が見えるから、安心安全なのもうれしいポイント。農薬や化学肥料による環境への影響を考えて、できるだけオーガニックな食材を扱うお店を選ぶこともエシカルです。
旅行は、地域の特産や伝統的な食文化に触れる絶好の機会。地産地消を意識していると、旬の食材やそこでしか食べられない逸品に自然と巡り合えるはずです。地元の素材がふんだんに使われたお料理は、もちろん地元のお酒との相性もばっちり♡お店の人に色々と教えてもらいながら、豊かな自然の恵みを堪能してくださいね。
お土産には、漆器、陶器、織物、木工品など、その土地でしかゲットできない伝統的なアイテムを購入するのがおすすめ。地元の天然素材を原料に職人さんの手しごとで作られている場合が多いので、工業製品などと比べると製造や輸送にかかるエネルギーが格段に少なくなっています。地域の風土を活かして大切に育まれてきたアイテムたちは、手に取るだけであったかい気持ちになるものばかりですよ♡
日頃のお手入れを楽しんだり、ときには職人さんに修理してもらったりしながら、長く愛用できるのも伝統的なアイテムの魅力。大量に生産されたものを大量に消費するのではなく、ひとつのものを長く大切に使うことはエシカルの第一歩です。時間が経つほどにどんどん味わいが増して、自分だけの逸品になっていく過程を楽しむのもいいですよね♩
旅先で伝統工芸の体験ができる場合は、迷わずチャレンジ!実際に手を動かすことで、地域の伝統文化についてより深く知ることができます。自分で手作りした世界にひとつだけのアイテムなら、単に完成品を購入した場合よりも愛着が増すはず。いつでも旅行のことを思い出させてくれる、大切な宝物になるかもしれませんね♪
歯ブラシやヘアブラシなどのアメニティ類は、使い慣れたものを自宅から持っていくのがおすすめ。ホテルに用意されているものは1回きりの使い捨てになりがちなので、開封するとプラスチックゴミを増やすことにつながってしまいます。ふだん使っているアイテムを持っていけば、「アメニティを使ってみたら自分に合わなかった」なんてことになる心配もなく、旅先でも自分らしく快適に過ごすことができますよ◎
旅先でショッピングをするときは、ぜひとも地元の商店を覗いてみましょう。大型のショッピングモールや全国展開されている店舗とはひと味違うものに出合えるのはもちろん、お買いものを通じて地域の活性化にも貢献することができます。もしかしたらお店の人と話が弾んで、楽しく交流できちゃうかも♩人気のスポットやグルメなど、地元の人だからこそ知っているおすすめ情報を聞いてみるのもいいかもしれませんね!
「創業100年ではまだまだひよっこ」とも言われるほど、長年愛され続けている老舗が多いのも京都の魅力。精進料理などの伝統的な食文化を体験したり、「京扇子」や「清水焼」などの工芸品を購入したりするのもおすすめです。職人の技が光る和菓子や、「賀茂なす」をはじめとする「京野菜」、長い歴史を誇る「宇治茶」など、京都ならではの食材やグルメも要チェックですね!
\ 泊まるならこのホテル /
京都河原町駅から徒歩2分ほどの「GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッドネイチャーホテル京都)」は、人の健康に配慮した建物や空間に与えられる「WELL(ウェル)認証」をホテルで世界で初めて取得した施設です。人だけでなく環境にもやさしい取り組みを数多く実践していますが、それが我慢を強いられたり、無理をさせられたりするものではないことが大きな特徴。楽しく、心地よくエシカルを実践できる、お手本のようなホテルなんですよ♩
天然素材がふんだんに使われている客室は、そこにいるだけで気分が晴れるような快適空間。こちらの「イエロードライフラワールーム」のように、通常は数週間で廃棄されてしまう生花をサステナブルなドライフラワーに加工して、フォトジェニックに飾り付けた客室タイプも大人気です。こんなに可愛いお花に囲まれていたら、誰もがご機嫌に過ごせるはず♡プラスチック製の歯ブラシやヘアブラシは廃止されていて、アメニティ面での配慮もばっちりです。
バスアメニティは、オーガニックコスメブランド「NEMOHAMO(ネモハモ)」。有機栽培された国産の植物を原料に、天然成分だけで作られているオリジナルアイテムです。製造に使われているのが100%クリーンエネルギーだったり、包材にリサイクル素材が採用されていたりと、とことんエシカルにこだわって開発されたもの。循環型社会の実現に貢献しながら癒しのバスタイムが過ごせるなんて、一石二鳥かもしれないですね◎
詳細情報
GOOD NATURE HOTEL KYOTO
京都府 / 京都市、河原町 / シティホテル
- 住所
- アクセス
- 電車の場合:阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩約2分、京阪本線「祇園四条駅」徒歩約5分 車の場合:名神高速道路「京都南IC」または「京都東IC」より約30分
icotto WINTER SALE 対象施設 12月4日(水)まで開催中
割引前の料金について
icotto上で表示される割引前の価格は、各ホテルが宿泊プランを提供するサプライヤーに対して設定したホテル客室在庫の価格を指しており、基本的にはホテルの正規客室料金と同じです。
「有田焼」「伊万里焼」「唐津焼」の三大焼き物に表れる通り、佐賀は世界的にも有名な陶磁器の産地。窯元に足を延ばしてお気に入りの逸品をお土産にしたり、絵付け体験をして伝統の技に触れたりするのも楽しい時間です♩毎年約100万人が訪れるという「有田陶器市」などのイベントに行って、掘り出しものをさがすのも◎。愛着を持って大切に使い続けられる、一生モノの器に出合えるかもしれません。
\ 泊まるならこのホテル /
武雄温泉駅からバスで25分ほどの場所にある、九州屈指の名湯・嬉野温泉。大正14(1925)年創業の「大正屋」は、そんな嬉野温泉にある老舗旅館です。自然の中に静かにたたずむ建物は、日本を代表する建築家・吉村順三氏の設計によるもの。館内に一歩足を踏み入れると、古いものを慈しむように丁寧に手入れされていることが伝わってきて、ぬくもりを感じずにはいられません。
公式詳細情報
最後にご紹介するおすすめの旅行先は、「神々の国」とも呼ばれる「島根」。古事記や日本書紀にも数多く登場し、いたるところに日本古来の神話が残されています。旧暦10月に日本中の神様が集まる「出雲大社」や、神様たちの玄関口となる浜辺「稲佐の浜」をはじめ、日本を代表するパワースポットも満載。いつ訪れても、全身で神聖なエネルギーを受け取れる特別な場所です。
海と山に囲まれた島根には、自然に育まれた美味しい食材がいっぱい!なかでも、そばの実を殻ごと挽いて作られる「出雲そば」は、素材のパワーがぎゅっと凝縮された逸品です。地元産のそば粉にこだわるお店で滋味深い味わいを堪能したあとは、可愛い民芸品をさがして商店をぶらぶら♪「八雲塗」や「石州(せきしゅう)和紙」のような伝統工芸を取り入れたアイテムも豊富で、どれをお土産にするか迷ってしまうかもしれませんね♡
\ 泊まるならこのホテル /
日本海に浮かぶ隠岐諸島といえば、4つの有人島と約180の無人島から成る島々。ユネスコ世界ジオパークにも認定されている自然の宝庫で、壮大な地球を五感で感じることができるスポットです。島前(どうぜん)エリアにある「Entô(エントウ)」までは、海士町(中ノ島)の菱浦港から徒歩2分ほど。周囲の自然に溶け込んでいるかのようなホテルで、美しい景色に包まれて過ごしてみませんか?
客室はすべてオーシャンフロント。別館「Entô Annex NEST(エントウ アネックス ネスト)」の客室は屋内と屋外の隔たりがなく、まるで目の前の海とつながっているかのような感覚になります。ピクチャーウィンドウからぼんやりと海を眺めたり、プライベートテラスで潮風を感じたり…。テレビやスマホがなくても、ありのままの自然をじっくりと味わうことができる贅沢な空間です。
トレッキングやサイクリングをはじめとした多様なアクティビティの中でも、毎日夕方に開催される「Entô Walk(エントウ ウォーク)」は参加必須♩ガイドさんといっしょにホテルの周りを散策したり、館内に展示されている化石を見たりしながら、島の生態系や大地の成り立ちについて学ぶことができます。島をぐるっと巡るアクティビティ「島のさんぽみち」で地元の図書館や商店を訪ねて、島の暮らしを体験してみるのもおすすめですよ◎
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