【宮島】女子旅におすすめ旅館7選。歴史を感じる非日常の旅でリフレッシュ／広島県

会社と家との往復、家でもリモートワークで、なかなか心から休めている気がしない…。そんな時は気のおけない友だちと、少しの間日常を離れてリフレッシュしたくなりますよね。美しい景色を眺めたり、美味しいものを食べたりして楽しい時間を過ごしたい。そんなあなたにおすすめの旅行先は、日本三景にも数えられる広島県の「宮島」です。

「宮島口駅」からフェリーで約10分、「広島駅」からは電車とフェリー1時間ほどでアクセスできる宮島は、世界文化遺産にも登録されている「厳島神社（いつくしまじんじゃ）」や、山頂から瀬戸内海を一望できる「弥山（みせん）」、四季折々の木々の色を楽しむ「紅葉谷公園」など、多くの見どころがあります。観光スポットの多くは徒歩で回れるので、友だちとわいわいおしゃべりをしながら、歴史や自然を感じるお散歩ができますよ。

宮島のグルメといえば、広島湾名産のぷりっぷりの牡蠣や、甘辛口のたれで焼いた穴子をごはんの上にぎっしり詰めた「あなごめし」、紅葉の形をしたご当地スイーツ「もみじ饅頭」も人気。ここからは、そんな宮島のグルメがいただけたり、温泉で癒されたり、眺望を楽しんだりと、宮島での女子旅を満喫するためのおすすめ旅館をご紹介します。

宮島桟橋から徒歩約5分の場所にある「錦水館（きんすいかん）」は、天然温泉と食にこだわりのあるおしゃれな旅館。屋上には宮島で唯一のルーフトップラウンジ「宮島テラス」があり、瀬戸内海や、厳島神社の大鳥居・千畳閣・五重塔といった歴史的建造物、情緒ある宮島の町並みを一望することのできる絶好のロケーションです。

女子旅におすすめのお部屋は、半露天風呂付きの特別室。部屋付の温泉で、好きなタイミングで思う存分宮島のお湯を堪能してください。こちらのお部屋を選ぶと、夕食は部屋食となるので、ガールズトークも時間や人目を気にせずたっぷりできちゃいます。

夕食は地元の海の幸や瀬戸内海の食材をふんだんに使った会席料理。旬のおいしい物を知り尽くした料理長が、宮島の魅力が詰まった日本料理を提供します。四季の移ろいを表現した美しい盛り付けも鮮やか。五感が喜ぶ美食の数々をじっくり堪能できます。

こちらのお宿の「宮島潮湯温泉（みやじましおゆおんせん）」は、地下深くから湧き出た海水を含んだ塩化物泉。体をよく温め、血液の循環をよくし筋肉をやわらげるといわれており、長旅の疲れを癒すのにぴったりですね。部屋付の温泉のほか、男女別の大浴場もあるので、より大きな浴槽で楽しみたい方は足を運んでみてください。

宮島桟橋からお宿の無料送迎で約5分（要予約）、もしくは歩いて15分ほどの場所にある「みやじまの宿 岩惣
」は、安政元年（1854年）創業、160年以上の歴史を持ち、皇族の方や各国からの要人も泊まられたことのある由緒ある旅館です。本館、新館のほか、大正から昭和にかけて造られた1室1棟の平屋建ての離れがあり、どのお部屋からも四季折々の宮島の自然を間近に感じることができます。

こちらは、平屋建ての離れ「秋錦亭（しゅうきんてい）」のお部屋。昭和3年建築の木造平屋建てで、2間の和室に内風呂が付いています。もみじ谷に囲まれた窓の外を眺めながら、宮島の四季を心ゆくまで堪能してください。客室の火打窓や欄干（らんかん）、格子、床柱などの細やかな造りは、日本伝統の美学を感じさせます。

夕食は、四季折々の海山の幸を使った会席料理。牡蠣や穴子など、広島ならではの食材を使い、京懐石で腕を磨いた料理長が心を込めて仕上げた上品な味わいの料理を、目と舌の両方で味わいましょう。朝食は小鉢に並んだ健康食材の朝食でしっかりエナジーチャージ。広島県産の「こしひかり」や、あつあつの大きな「出汁巻き玉子」が評判です。

お宿の温泉「若宮温泉」は、ラドンを含む単純弱放射能冷鉱泉。元々は井戸水として使っていたのを、先々代の女将が「ここのお水は肌がツヤツヤする」と気づいて調べたところ、温泉の発見に至ったそうです。慢性皮膚炎や筋肉痛、冷え性に効能があるといわれるこちらのお湯。日頃、オフィスの空調にさらされている働き女子の身体を、じんわり癒してくれますよ。

宮島桟橋から徒歩約5分の場所にある「厳島いろは」は、日本建築に北欧のデザイン家具を配した、和洋折衷のモダンな旅館です。近隣にはお土産を買える商店街があり、厳島神社へも歩いて7分ほどで行けるので、宮島観光を満喫したい女子のグループ旅行にぴったりです。

客室は和洋室または和室。自然素材と、漆喰塗（しっくいぬり）や漆和紙（うるしわし）といった日本古来の技法とを組み合わせたお部屋に、北欧からの輸入家具が合わさり、大人向けのモダンな雰囲気に仕上げられています。パノラマの景色が広がるスイート、数寄屋を現代風にアレンジしたジャパニーズプレミアムなど、ワンランク上の女子旅を楽しめるお部屋もありますよ。

夕食は、中国山地の旬の野菜や、瀬戸内海の新鮮な海の幸を使った、和洋折衷の創作割烹料理です。また、料理に合う美酒が豊富に揃っているのも、お酒好きにはうれしいポイント。気のおけない友だちと一緒の女子旅だからこそ、食事もお酒もよりいっそうおいしく感じられるはず。身も心も満足できますよ。

5階の大浴場には、海の見える露天風呂が付いており、瀬戸内海と広い空のコントラスト、そして夕暮れ時には黄昏に染まる厳島神社の大鳥居を眺めることができます。普段と違う景色を眺めながらのバスタイムで、気分もすっきりリフレッシュ♪

出典：

宮島桟橋より徒歩約3分。中世より現代に続く「宮千軒（みやせんげん）」と呼ばれる厳島門前町の入口近くにある旅館が「菊がわ」です。白壁に格子戸といった町家らしい外観に、数寄屋風のデザインを散りばめたインテリアは、シンプルな中にさり気ないおしゃれを忍ばせるのが上手な大人女子にぴったりです。

出典：

客室は和と洋が絶妙に交わる洗練された雰囲気。数寄屋風や町家風にデザインされ、檜風呂付きの特別室、お寺を望む和モダンのツイン、吹き抜けのある和風ロフト付きなど、趣きの異なるお部屋が揃っています。木の温もりにあふれ、お布団でゆっくり休めるのも大きな魅力。ごろ寝しながら旅の思い出を振り返れば、いつまでもおしゃべりが尽きなさそうです、

出典：RLepさんの投稿

夕食は亭主自らの手による会席料理です。晩秋から春先にかけてが食べ頃となる牡蠣は、しぐれ煮や磯蒸しなどで。そのほか、広島牛、穴子、真鯛、鱧といった瀬戸内ならではの滋味豊かな旬の食材を、とっておきの調理法で味わうことができます。宮島焼をはじめとする趣のあるうつわが、食卓にさらなる彩りを演出。ワイワイと写真に収めたくなりますね。

出典：

1階の奥には、坪庭の緑を望むサロンスペースがあります。天気のよい日は、ぜひ友だちと連れ立ってお茶を片手に日向ぼっこを楽しんでください。久しぶりのじっくり話せるひととき。きっと、おしゃべりが弾みますよ。

宮島桟橋より徒歩約1分、フェリー乗り場のすぐ目の前にある割烹旅館が「山一別館」です。元々は料理店からスタートしたというこちらのお宿、宮島名物の穴子や牡蠣など、宮島の食を友だちとお腹いっぱい楽しみたい、食にこだわりのある女子グループにおすすめです。1階はお店になっているので、ランチもいただけますよ。

客室は全4室。洋室のツインルーム、2人部屋の和室などがあるので、親友との2人旅にぴったりです。こちらは2人部屋の和室。どこか懐かしさを感じる温かい雰囲気に、旅の疲れも癒されます。布団を並べて2人で横になれば、おやすみ前の女子トークに花が咲きますね。

夕食は瀬戸内海の海の幸を堪能できる会席料理や、地産地消にこだわったヴィーガン料理など、割烹旅館らしい多彩なラインナップ。また、穴子寿司や穴子丼、天ぷらの盛り合わせやお造りなどもアラカルトでオーダーできます。細かいリクエストにも応えてもらえるので、ぜひ予約時に相談してみてくださいね。

出典：10d7f3さんの投稿

また、11月〜3月の間は特産の牡蠣が旬を迎えます。別注のフルコース、牡蠣フライ、焼き牡蠣、酢牡蠣など、牡蠣が大好きな人にはたまらないメニューの数々。その日に水揚げした新鮮な牡蠣を食べられるので、これを目当てに泊まりに行くのもおすすめです。冬の時期に訪れるなら、ぜひ予約しておきましょう！

出典：

宮島桟橋より無料送迎（要予約）で約4分、または徒歩12分ほどの場所にあるのが「旅荘かわぐち」です。江戸時代の旅籠屋としての起源を持つお宿で、当時の宮大工の技術をそのままに、約20年前に改築されました。歴史を感じさせる館内のいたるところに、昔の職人のこだわりが垣間見えます。

出典：

お部屋はすべて和室。五重の塔を臨むロフト付きの部屋や、中庭を臨む部屋、小路の街並み沿いの部屋など、広さや眺望などが少しずつ異なります。なお、プライベート空間を守るため、布団はチェックイン時に敷かれています。また、お風呂は50分ごとの時間制の貸切風呂。部屋には買ってきたものを自由に入れられる冷蔵庫も付いているので、湯上がり後の二次会も楽しめますね。

出典：ABO-chanさんの投稿

夕食は創作和食のコース料理。「広島牛のステーキ」や「鰆の自家製赤味噌ホイル焼き」など、広島ならではの地産の食材と、瀬戸内海の新鮮な海の幸をふんだんに使ったメニューが並びます。また、11月上旬〜3月末は牡蠣のフルコースなども登場。宮島の味覚を心ゆくまで堪能してください。

出典：

3階に位置するテラス「望楼」からは、厳島神社の五重塔、千畳閣、そして瀬戸内海のパノラマを望むことができます。仲のよい友だちといっしょに美しい景色を目にすると、つい歓声が出てしまいますね。時間によって移り変わる景色を眺めながら、止まらないおしゃべりに花を咲かせてください。

宮島の対岸、宮浜温泉にある「宮島 離れの宿 IBUKU（いぶく） 別邸」は、全客室に源泉掛け流しの温泉が付いたお宿。最寄りは「大野浦駅」で、無料送迎（要予約）で約5分のアクセスです。ちなみに宮島に行くには、まずタクシーで10分ほどの「宮島口フェリー乗り場」へ、そこからフェリーで約10分。宮島のにぎわいから少し離れたところで、ゆったりと温泉を楽しみながら語り合いたい、という女子のグループ旅行におすすめです。

「別邸」の全10客室はすべて一棟貸し。和室または和洋室が選べます。和洋室のお部屋なら、ソファーも畳スペースもあるので、思い思いのスタイルでくつろげますね。お部屋の露天風呂の浴槽が、マッサージ効果の感じられるジェットバスになっていたりと至れり尽くせり。

朝夕の食事は、本館1階にある半個室の食事処にていただきます。「身体の中から美しく」をテーマに、瀬戸内海の新鮮な魚介類や周辺地域で採れた季節感あふれる旬野菜など、厳選された食材を使った、五感で楽しむ創作会席です。

チェックイン・アウトの手続きをする本館には、庭を眺めながらソファーでゆっくり過ごせるロビーのほか、セルフでコーヒー、紅茶が楽しめるラウンジ、そして広島のお土産が買える「おみやげ売り場」があります。夜中のガールズトークのお供になる、部屋でいただけるアルコール類やおつまみもここで買えますよ。

宮島のおすすめ旅館特集はいかがでしたか？宮島の自然や文化、歴史に触れ、瀬戸内海や広島で採れた食材を使った美味しいものを食べ、大好きな友だちと楽しい時間を満喫したら、身も心もリフレッシュされますね。さて、次のお休みはちょっと足を伸ばして、宮島への旅行を計画してみては？