2020年06月04日

【2020年】自分らしく京都府を旅する!観光ポイント&エリアの特徴を紹介♪
日本の歴史、伝統、美しさを色濃く感じられる古都「京都」。人気の観光スポットや名所は京都市内に集中していますが、京都市を離れてもじっくり見ておきたいエリアがあるんです。初めて京都に行く方に知ってほしい、京都府内の観光ポイント、そしてエリアごとの特徴をご紹介します。さまざまな魅力を持つ京都を知り、自分らしく古都を旅する計画を立ててみてくださいね。
目次

国内はもちろん、海外からの旅行客も多い京都。歴史に名を残す神社仏閣をはじめ、桜や紅葉が楽しめる名所も多く、どこを歩いても古都の魅力を満喫できます。また京野菜や和菓子、抹茶といった味わっておきたい京都グルメも豊富で、何度も旅したくなる場所です。楽しみ方もパワースポット巡りや、京グルメの食べ歩きなど、好みによってさまざま。京都を旅する時にチェックしておきたい観光する時のポイントや、京都府内にある各エリアの特徴をご紹介します。
京都府の観光ポイント
1.桜や紅葉の見頃がベストシーズン

京都を訪れるなら桜が美しい春か、紅葉が映える秋がおすすめ。古くから親しまれてきた桜や紅葉は、京都の風景にしっくりと馴染んでいて、いつまでも心に残る景色を見せてくれます。しかし春や秋はいつも以上に混雑するシーズン。京都は盆地の為に夏はとても暑く、冬はかなり寒くなりますが、混雑を避けて観光したいという方は夏や冬に訪れるのが良いでしょう。
2.“旅のテーマ”を決めるとプランが組みやすい♪

京都の観光スポットは数が多く範囲も広いため、初めてだと迷ってしまうことも。だからこそ、それぞれの好みに合わせて楽しめるのも魅力のひとつです。あらかじめ自分の中でテーマを絞ってから、プランを組むと効率よく観光することができます。歴史好きなら史跡巡り、初めての京都なら古都の散策や、食べ物が好きならご当地グルメツアーまで、好みでテーマを決めてみましょう。ノープランで行くと時間をロスしてしまうので、あらかじめ観光ルートを決めておくのがおすすめです。
3.行く前にチェック!気になるスポットの情報を知っておくと◎

観光スポットのひとつひとつが魅力的な京都。スポットによっては事前に予約が必要だったり、公開日や公開時間が限定されていたり、イベントが行われていることも多々あります。行きたい場所があれば、事前に下調べをすることがスムーズな旅のコツ。スポットによっては桜や紅葉の名所だったり、雪見や新緑が楽しめるスポットもあるので、訪れる時のベストシーズンを知っておくのもおすすめです。
エリア別の魅力を詳しく見よう!

日本の古き良き文化や、歴史的なスポットが多く残っている京都。どこに行こうか迷ってしまいませんか?人気の高い京都市中心部はもちろんですが、京都府内の各地には訪れておきたい魅力的なエリアが豊富です。京都府の見所を、名所の多い「京都市中心部」、自然豊かな嵐山や鞍馬などの「京都市・郊外」、隠れた魅力が豊富な京都市外の「山城、丹後、中部」といったエリア別にご紹介するので、自分らしい京都旅の参考にしてみてくださいね。
名所が豊富!京都市の中心部
1.「京都駅」&「伏見稲荷」周辺

京都の旅はここから♪短い時間でも京都を満喫できる
京都の玄関口ともいえる京都駅周辺には観光スポットや飲食店が多く、この付近だけでも十分に観光を満喫することができます。旅の始まりはもちろん、最後にもう少しだけ時間がある時にも巡りやすいのがこのエリア。京都駅のシンボル「京都タワー」や、子供と一緒に遊べる「京都鉄道博物館」や「梅小路公園」、少し足を延ばして千本鳥居で有名な「伏見稲荷大社」など、様々な名所があります。訪れるなら「伏見稲荷大社」の木々がよく映える新緑と紅葉の時期がおすすめ!

朱色の"千本鳥居"が並んだ「伏見稲荷大社」は、京都の風情に浸れる稲荷神社。足を踏み入れると、ご神体である「稲荷山」の神々しさを肌で感じられる場所です。占いのようなことができる"おもかる石"も体験してみましょう。
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2.「清水寺」&「祇園」周辺

京都観光に欠かせない!“古都らしさ”を味わえる名所へ
京都観光の名所でもあり、一気に古都の雰囲気に浸れるエリアが「清水寺」や「祇園」の周辺です。このエリアだけでも観光や食べ歩きをしながら、充実した古都散歩が楽しめます。清水寺を参拝して、情緒ある「二寧坂」や「産寧坂」を散策、周辺にある「高台寺」や「八坂神社」といった名所へも立ち寄りながら、祇園の町並みを楽しむ。そんな風にスムーズな観光ルートで京都の名所を巡ることができます。人気スポットなので混雑していることが多いですが、やはり桜の咲く春と木々が紅葉する秋がベストシーズンです。

京都の中でも繁華街や歓楽街として知られる「祇園」。石畳の通り、建ち並ぶ町家、この通りを歩くだけで古都の風情を感じられます。周辺の神社仏閣を参拝したり、飲食店に立ち寄ったり、細い路地を歩いたり。散策中に舞妓さんを見かけることもあるかも♪

清水寺への参拝道として作られた「二寧坂(二年坂)」と「産寧坂(三年坂)」。この通りならではの美しい風景を満喫できる場所です。湯豆腐や京漬物を味わえるランチにぴったりのお店から、歩き疲れた時に一休みできる甘味処や和スイーツが楽しめるお店まで豊富。お土産屋さんも揃っています。
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3.「銀閣寺(慈照寺)」周辺

ゆっくりと訪れたい、有名なお寺が多くあるエリア
神社やお寺が多くある「銀閣寺」の周辺エリア。落ち着いたわびさびを感じる銀閣寺をはじめ、「南禅寺」や「永観堂」などの有名寺院が点在しています。またこのエリアには「哲学の道」という歩道があり、自然を感じながらの散策にぴったり。桜や新緑など四季を通して楽しめる場所です。昔ながらの風景が色濃く残るこのエリアで、寺社を参拝しながらゆっくりと京都に浸ることができます。

京都にある禅寺の中でも、格式が高いとされている「南禅寺」。四季を通してさまざまな表情を楽しませてくれます。絶景が楽しめる「三門」や、美しい庭園のある「方丈」、モダンなフォトスポットしても人気の「水路閣」など見どころも豊富です。

登録有形文化財に指定されている大鳥居をはじめ、応天門や大極殿など鮮やかな朱が目を惹く「平安神宮」。春になると楽しめるのが、伝統ある建物と桜のコラボレーションです。わざわざ足を運んでおきたいほど美しい風景が楽しめますよ。
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4.「京都御所」周辺

歴史深い京都にじっくりと触れられるエリア
京都市の街中の、真ん中あたりに位置する「京都御所」。明治維新までの約500年もの間、天皇のお住まいでもありました。以前は事前に申し込みが必要でしたが、自由に参観できるようになり、時間によっては職員の方による案内も行われています。京都御所自体が広大な敷地ですが、周辺に足を延ばすと歴史ある「二条城」や世界遺産「下鴨神社」、陰陽師で知られる「晴明神社」など見どころも豊富。歴史巡りをするなら、欠かせないエリアです。

江戸幕府の始まりであり終焉の地としても知られ、日本の歴史上でも欠かせない「元離宮二条城」。徳川家康が建てた城で、世界遺産でもあります。桜やツツジ、紅葉、梅、そして雪景色まで、四季を通して変わる表情の違いも見逃せません。

“下鴨さん”や“下鴨神社”として親しまれている世界遺産「賀茂御祖神社」。参道にある糺の森を歩くだけでも癒されますが、美人祈願ができる「河合神社」や、縁結びの御利益があるとされる「相生社」など、女性に嬉しいパワースポットとしても知られています。
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5.「金閣寺」周辺
個性豊かな3つの世界遺産を巡れるエリア
京都の代表的な観光スポットのひとつである世界遺産「金閣寺」。正式名称は「鹿苑寺」で、建築や庭園は極楽浄土を表現しているともいわれています。また贅沢に金箔が貼られた建物が、池に映ったり冬に雪化粧されたりする風景も味わい深いもの。この周辺には「仁和寺」や「龍安寺」といった世界遺産が揃っているので、世界遺産を巡っている方におすすめのエリアです。世界遺産を巡りながら楽しむ春の桜や秋の紅葉は格別なものがあります。

美しい“石庭”のある「大雲山 龍安寺」。計算されつくした枯山水の方丈庭園であり、この庭には4つの大きな謎が秘められているそうです。この謎を解いたり、ただゆっくりと眺めたり、それぞれの楽しみ方できます。

888年に創建された、深い歴史のある「仁和寺」。多くの文化財を所有するお寺で、スケールも大きく、訪れるとその格式の高さを肌で感じます。春はたくさんの桜が咲き誇り、特に遅咲きで知られる「御室桜」は圧巻です。
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足を延ばして訪れたい。京都市・郊外
6.「嵐山」

自然豊かな京都を満喫したい時はこちらへ
雄大な自然に恵まれている「嵐山」は、京都の中でも人気の高いエリア。全長155mにも及ぶ「渡月橋」をはじめ、嵐山を代表する世界遺産「天龍寺」などの有名な寺院も多くあります。自然を感じながらお寺巡りができるので、自然散策をしたい方にぴったり。桜の春か紅葉の秋はもちろんですが、外歩きしやすい時期がベストシーズンです。嵐山は見どころが多いので、京都旅行のうちの1日を使って訪れるのが◎ですよ。

約200mの「竹林の道」は、嵐山を代表するスポット。まっすぐに伸びる竹が続く小路はとても風情があり、フォトスポットとしても人気があります。風情ある竹林をゆっくりと散策してみましょう。
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7.「鞍馬」&「貴船」エリア

街中を離れて散策を♪鞍馬や貴船のパワースポットを歩く
京都市内の賑やかなエリアから離れた場所にある鞍馬・貴船のエリア。京都のパワースポットとしても知られる「鞍馬山」や、縁結びの御利益があるとされる「貴船神社」があり、「鞍馬寺」から貴船神社までのハイキングコースでは自然の中の散策も楽しめます。自然の中にあるので四季を通じてさまざまな自然を楽しめますが、5月~9月頃には貴船に川床ができるので、川沿いで涼やかなひとときを楽しむのもおすすめです。

鞍馬山そのものを御身体としている鞍馬寺。仁王門からはじまって、九十九折参道を歩き、本殿金堂へと続いて参拝することができます。途中には多くの史跡や神社などがあり見どころも豊富。さらに進むと貴船神社まで行くことができます。

縁結びの御利益で知られる「貴船神社」もパワースポットとして人気。四季折々で神秘的な空間ですが、7月~8月中旬頃は“七夕笹飾りのライトアップ”や、天候によって1月~2月頃に開催される“積雪日限定ライトアップ”などのイベントもとても幻想的です。
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8.「宇治」「長岡京」などの山城地域
歴史に触れる「お茶の京都」と、ゆったり歩ける「竹の里・乙訓」
京都の南部に位置する山城地域。日本茶の歴史ある「お茶の京都」と、竹取物語の発祥の地のひとつとされている「竹の里・乙訓」といったエリアに分けられます。お茶の京都は、世界遺産「平等院」や源氏物語の舞台になっている宇治市があり、歴史に触れながら散策が楽しめる場所。また竹の里・乙訓は、ツツジの名所「長岡天満宮」やたけのこの名産地としても知られる長岡京市が代表的です。それぞれの地域に根付いた歴史を見ながら、京都の新しい魅力に触れられます。

史跡が豊富な宇治市では、源氏物語をテーマにまちづくりが行われています。宇治橋を渡って景色を眺めたり、宇治川沿いの宇治十帖モニュメントや紫式部像を見たり、「源氏物語ミュージアム」へ訪れたりと、源氏物語の世界観に浸ることができるエリアです。

長岡京市にある「長岡天満宮」は、“天神さん”として親しまれるスポットです。京都駅から電車に乗って約30分で訪れることができて便利。四季を通してさまざまな花が境内を彩ります。特にキリシマツツジの名所として知られ、4月下旬~5月上旬くらいが見頃です。
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9.「海の京都」とされる丹後地域
京都ならではの海沿いの雰囲気を堪能する
京都市内から車で約2時間ほど、京都府北部にある丹後地域は「海の京都」と呼ばれるエリアです。この地域の名所といえば日本三景の1つである「天橋立」で、さまざまな場所から心打たれる絶景を眺められます。また海沿いの自然が美しい京丹後や、海に浮かぶ舟屋で知られる伊根町、港町の文化を見られる舞鶴など、実は見どころが豊富。海沿いならではの鳴き砂で有名な「琴引浜」や、美しい夕景で知られる「夕日ヶ浦」などもあり、海側の魅力をたっぷりと堪能できます。

海の近くの暮らしが見られる伊根町。海辺に建ち並ぶ舟屋は風情があり、撮影スポットとしてもおすすめです。伊根湾を周遊する遊覧船や、海から舟屋を眺められる海上タクシーも。浦島太郎の物語にゆかりのある「浦島神社」があり、浦島伝説でも知られています。

京都での港町散策が楽しめる舞鶴。代表的な文化財「赤れんがパーク」や、自衛隊桟橋に停泊している迫力ある護衛艦、海の幸が味わえる「舞鶴港とれとれセンター」など港町らしさのあるスポットに訪れることができます。
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10.「森の京都」とされる中部地域

日本の山々や森林を感じる、自然に満ちたエリア
京都の中部地域の「森の京都」。名前の通り山々や森林が広がりとても自然豊かで、京都市内からも訪れやすいエリアにあります。田園風景も見られる亀岡市、雲海が見られることもある亀岡盆地、また美しい原風景のある南丹市や、食文化豊かな京丹波町など、自然に寄り添った魅力が豊富。地域に根付いた自然と、人々の暮らしが育んできた文化にそっと触れられます。

南丹市にある美山町は、京都府のほぼ中央に位置します。京都市内からも車で80分ほど。代表的な観光スポットは「かやぶきの里」で、かやぶき屋根の民家が建ち並ぶ日本の原風景を楽しめます。カフェや資料館、民宿もあるのでゆっくりできますよ。

亀岡は亀岡盆地一帯に広がる「雲海」でも知られている場所。秋の終わり頃から春くらいの時期に見られることがあります。深い霧がたちこめる様子はとても幻想的です。
京都ならではの豆知識!
訪れる街の特徴や特色を知っておくと、いざ訪れたときに役立つことってありますよね?こちらでは、京都ならではの豆知識をご紹介します。これを知っておけば、もっと楽しみが増えるかも♪
1.京都市内の通りは「碁盤の目」になっている!

京都市内の通りは「碁盤の目」と呼ばれていることをご存知ですか?東西にまっすぐ進む道と南北にまっすぐ進む道が直角に交差しており、その様子が碁盤の目のように見えることからそう呼ばれています。そして、それぞれの通りにはすべて名前がついており、その名前を見れば自分が今どの辺りにいるのかを把握することも可能です。京都には古くから伝わる"通りの数え唄"があるので、予習しておくともっと観光が楽しくなるかもしれません。
2.全国チェーンのコンビニやファストフード店も街並みに合わせてある!
各地から京都へのアクセス
京都へは各地から新幹線や高速バスが多数出ています。手早く新幹線も便利ですが、早朝から行動したいなら時間を有効活用できる高速バスがおすすめ!自分の旅のプランに合わせて選んでみてくださいね。京都はたくさんの人が訪れるので、予約するなら早めが◎です。
新幹線の場合

JR東京駅から東海道新幹線の「のぞみ」を利用すると約2時間15分。移動時間中に旅行の計画をしたり、到着してからの段取りを確認したり、車内販売されている駅弁を食べたりと、楽しみながら移動しましょう。
高速バスの場合

東京から京都へのアクセスなら、価格が安く抑えられる高速バスもおすすめです。路線によって金額や時間が異なりますが、約7~9時間ほどで京都へ行くことができます。長時間の移動ですが移動中に睡眠をとって、早朝から京都観光が楽しめるので、時間を有効活用できるのがポイント。
京都駅から各エリアへのアクセス
京都中心部を巡るなら、バスや地下鉄がおすすめ!

京都は公共交通機関が発達しているので、京都市内の中心部へアクセスするならバスや地下鉄が便利です。均一運賃区間内であれば何度でも利用できる"バス一日券"や、京都市営地下鉄全線が1日乗り降り自由になる"地下鉄一日券"などがあるので、お得に移動するなら利用するのがおすすめ。
京都市中心部以外に訪れるなら、電車がおすすめ!

京都市の中心部以外へ訪れるなら、時間を上手に使えるようにJRの在来線や私鉄などの電車を利用するのがおすすめです。エリアによって利用する路線が違ったり、途中で乗り換えが発生するエリアもあるので事前にチェックしておきましょう。
魅力いっぱいの京都府を旅してみよう

京都の観光ポイントとエリア別の魅力をご紹介しましたが、いかがでしたか?歴史的な名所からゆっくり自然に触れられるスポットまで、さまざまな魅力があります。日帰りでふらりと立ち寄ったり、何泊かしてじっくりと堪能したり、京都を自分らしく旅してみてくださいね。