九州各県をお安く旅しよう！【福岡市発】高速バスで行けるおすすめ観光地6選

「どうせ旅に出るなら、一度に複数の県を巡りたいな。交通費は安ければ安いほどありがたい…」そんな時に活躍してくれるのが「高速バス」です。まずは、東京から飛行機や新幹線で主要都市に行き、そこから出ているバスをフル活用。大阪、名古屋、福岡、仙台など全国の主要都市は、高速バスの運行本数が多いので、これを利用しない手はありません！

今回は、福岡市内に連泊して九州各県をめぐる一人旅をご提案。長崎、大分、熊本の観光地なら日帰りでも満喫できちゃいます。福岡市内のバスセンターからなるべく早い時間帯の便に乗り、現地で観光を満喫♪その後は福岡へ戻り、ホテルは天神エリアか博多駅周辺に。そんなプランはいかがでしょう？

ちなみに、博多駅周辺に宿泊するなら「博多バスターミナル」を、天神エリアに泊まるなら「西鉄天神バスターミナル」を利用すると便利ですよ。おすすめの旅先を紹介する前に、まずは福岡市内にある二つのバスターミナルを要チェック。

博多バスターミナルは、JR博多駅博多口からすぐのところにあります。九州各地に行ける高速バスの乗車場は、バスターミナルの3階、降車場は2階です。バスターミナルビルには朝食に使えるベーカリーショップがあって便利♪

西鉄天神高速バスターミナルは、2階に西鉄福岡（天神）駅があるソラリアステージの隣。バスターミナルの乗車場、降車場はともに3階です。乗車場の近くにはコンビニやコーヒーショップのほかコインロッカーもあり、快適な旅をサポートしてくれます♪

福岡から長崎市へ行くなら九州急行バスの「九州号」を利用しましょう。便によって所要時間は異なりますが、福岡市内のバスターミナル～JR長崎駅前の長崎県営バスターミナルまでは、約2時間から3時間ほどで到着。往復購入すると料金を5000円以内におさめることができるんですよ。

長崎県営バスターミナルに到着したら、路面電車で世界遺産「大浦天主堂」へ。ここは1597年に殉教した“日本二十六聖人”に捧げられた教会。また、浦上の“潜伏キリシタン”たちが信仰の告白をした場所としても知られています。

堂内でマリア像や美しいステンドグラスを見学。敷地内の博物館で潜伏キリシタンの歴史に触れましょう。気になる場所をじっくり見学できるのが一人旅の醍醐味ですよね♪関連する歴史スポットについてもっと知りたいなら、リンク先の記事もチェックしてみて。

大浦天主堂を見学した後は、そこからすぐの「グラバー園」を観光しませんか？敷地内には、かつて海外から長崎へ渡った貿易商人が暮らした住居が点在しています。ここは長崎港を望む絶景スポットでもあるので、思い出に残る写真をたくさん撮ってくださいね。

ちなみに、「大浦天主堂」や「グラバー園」のある南山手エリアや、そのお隣の東山手エリアには、そのほかにも乙女心をくすぐる洋館がたくさん♡「どんどん坂」や「祈念坂」など、これぞ長崎！というような異国情緒あふれる坂道も多いので、時間が許す限り散策したいところです。

築町の電停からすぐ。日本三大中華街の一つ「長崎新地中華街」も外せない観光スポット。活気にあふれていて、休日には行列が後を絶ちません。そこら中においしそうな匂いが立ち込めていて、食欲をくすぐられますよ。長崎名物のちゃんぽんや皿うどん、角煮まんなどを食べつくすもよし。お土産を探すもよし♪

長崎旅行と言えば長崎市内に行く方が多いのですが、佐世保市にもわざわざ訪れたいスポットが満載。福岡市内のバスターミナルから出ている西鉄バス「させぼ号」から佐世保バスセンターまでの乗車時間は約2時間。往復チケットは5000円以内で購入できますよ。

佐世保に行くからには、展海峰（てんかいほう）で「九十九島」の絶景を見なきゃ損！島と海が織りなす爽快な景色はここでしか見られません。時期によっては近くの公園で花畑を観賞できることも♪展海峰の最寄りのバス停は、佐世保駅前からバスに揺られて40分ほどの「展海峰入口」です。

佐世保で食べたいのが「佐世保バーガー」！お店は佐世保駅周辺に点在していますが、中には歩くと30分ほどかかるお店も。旅に使える時間は限られているので、お目当てのお店を事前にチェックして効率的に巡りましょう。

写真は、自家製ベーコン＆手作りのバンズを使ったハンバーガーを食べられる「ビッグマン」の逸品です。そのほかのおすすめ店はリンク先でチェックできますよ♡

JR佐世保駅前からバスに揺られること約1時間。「寿福寺」はしっとり大人旅を楽しみたい方におすすめの場所です。春夏の緑、秋の紅葉と四季の美しさを肌で感じませんか？広間では、美しい庭園×アクリル板に映り込んだ木々のコラボを鑑賞できます。

長崎県の島原市も、高速バスで行けるおすすめスポット。西鉄バス「島原号」に乗って福岡市内のバスセンター～島鉄バスセンターまでの所要時間は3時間半ほど。往復チケットは5000円以内です。城下町に行きたい方は、「島原号」の停車駅である島原駅前で下車するのがベターです。

島原鉄道・島原駅から徒歩5分ほどの場所には、壮麗な「島原城」が。城内では島原藩やキリシタンに関する歴史に触れることができます。お城の周辺には風情あふれる武家屋敷や城下町もあるので、気になるスポットに寄り道しながら散策を楽しんで。

島原は“湧水の町”として知られていて、各地に美しい水をたたえたスポットが。中でも、写真の「湧水庭園 四明荘」は心洗われるような場所。池の水が透き通っているため、鯉がまるで浮いているように見えるんですよ。一人でボーッと眺めて癒されたいですね♡そのほかの湧水スポットについてはリンク先で確認を。

「かんざらし（寒ざらし）」は、白玉粉を湧水と練って作った団子に特製の蜜をかけたもの。散策で疲れたら、水の都・島原らしいスイーツをいただいて、ほっこりしませんか？

帰りのバスに乗る前に立ち寄りたいのが、島鉄バスセンターから徒歩約5分の「ホテル南風楼」。有明海を眺めながら源泉かけ流しの天然温泉につかれるなんて贅沢ですね。一人旅の記念になること間違いなし！

お次は、福岡市発の高速バスで行ける「大分県のおすすめスポット」をピックアップ。1カ所目は、源泉数、湧出量ともに日本一を誇る別府温泉です！西鉄バス「とよくに号」を使えば、福岡市内～別府北浜バスセンターまで2時間半ほどで到着。往復チケットは5000円台とコスパ抜群です。

別府観光では、赤、水色、白など個性豊かな温泉の噴出口を観光する「別府地獄めぐり」が外せません。個人で行くなら鉄輪口（かんなわ）で高速バスを降りて、その周辺にある“地獄”を散策するのがおすすめ。ツアーを利用する方は、あらかじめ予約をしてくださいね。

「ひょうたん温泉」は、鉄輪にある日帰り温泉施設。瀧湯、砂湯、むし湯と風呂のバリエーションが豊かで、メタケイ酸を多く含んだ“美人の湯”につかれます。旅先で美を磨いちゃいましょう。

泥湯で有名な「別府温泉保養ランド」がある明礬（みょうばん）温泉に行くなら、湯上がり後は“地獄蒸しプリン”でホッと一息つきませんか？温泉蒸気で蒸されたプリンはコクが深くて濃厚。お土産に買って帰ってもいいかも♪　

温泉王国・大分には、別府以外にも魅力的な温泉地がたくさんあります。西鉄バスの「ゆふいん号」に乗って、福岡市内から2時間～2時間半ほどの「湯布院温泉」もその一つ。往復料金は5000円台で済んじゃいます。

由布院駅前バスセンターから徒歩約8分とアクセスが良好な「ゆふいん山水館」。空いた時間にここで日帰り入浴を楽しむのはいかがでしょうか。由布岳を望みながら温泉につかれば、日頃の疲れが吹き飛びそう。日帰りの場合、利用時間は12時～16時です。

小腹が空いたら、湯布院温泉のメインストリート「湯の坪街道」やその周辺にあるお店へGO。雑貨店やお土産店も充実しているのでついつい長居してしまうかも。

湯の坪街道から13分ほど歩くと「金鱗湖」に到着できます。こちらは冬の早朝に見られる“朝霧”で有名ですが、その理由は水温が高いからだそう。周辺は道歩道が整備されているので快適に散策できますよ。ただし、帰りのバスを逃すなんてことにならないよう、時間をこまめにチェックしながら観光を楽しんで。

最後にご紹介する旅先は熊本市です。福岡市内のバスセンターから西鉄バス「ひのくに号」に乗り、JR熊本駅に着くまでの所要時間は2時間～2時間半ほど。往復チケットは4000円台とコスパ抜群です。

熊本県は馬肉消費量が日本一！王道の“馬刺し”のほか、焼肉、ステーキ、しゃぶしゃぶなど、いろいろな調理法で馬肉をいただけます。中でもおすすめは「菅乃屋 上通店」のランチ。馬刺しコース、馬握りコース、石焼コースなどバラエティー豊かなメニューがそろっていますよ。いつも頑張る自分へのご褒美にいかがでしょう？

太平燕（タイピーエン）は、鶏ガラスープに、春雨、野菜、魚介などの具が入ったご当地グルメ。ヘルシーな麺を使っているので、カロリーが気になる女性の強い味方です。写真は、昭和9年（1934年）創業の老舗「紅蘭亭 上通パビリオン店」で味わえる逸品。店内ではお持ち帰り用の太平燕も販売されていますよ。

熊本ラーメンは、ニンニクを効かせた豚骨ラーメン。一方、福岡ラーメンはマイルドなスープ＆細麺が特徴です。両方の街を旅するのだから、食べ比べてみましょう。写真は、熊本ラーメンの代名詞的な存在である「こむらさき 上通中央店」で味わえる一杯。館内にはテーブル席のほかカウンター席もあるため、一人でも入りやすいですよ。

福岡市発の高速バスで行けるおすすめスポットが分かったところで、ここでは旅の拠点となる福岡市内の魅力を紹介しましょう。この街を九州旅行の拠点にするメリットはたくさん♪なんといっても夕食スポットや宿泊先がサクッと見つかるのはポイント高いですよね。

九州最大の都市で、いまやアジア中から人が集まる福岡市には、昔ながらの屋台から、おしゃれなレストラン、コスパのいい居酒屋まで充実しています。もちろん宿泊先の種類も数も豊富なので、「〇〇県にも行ってみない。もう一泊しようかなあ」なんて思いつきの旅も実現できるんです。福岡一人旅で役立つ記事をいくつかピックしたのでチェックしてみて。

九州旅行ではレンタカーや新幹線を利用する方が多いかもしれませんが、コスパ抜群で運行数の多い「高速バス」も見逃せません♪ご紹介した情報を参考にしつつ、賢い一人旅を楽しんでくださいね。